麻雀は技術や心理戦だけでなく、運の要素も勝負に大きく絡みます。そのため素人がプロに勝つこともありうるのです。次の瞬間には何が起きていてもおかしくはない、そんな魅力が麻雀にはあります。この記事では、麻雀を打ったことがないし初心者から、麻雀が大好きな上級者まで幅広く楽しめる作品を選定しました。ぜひ読んでみてください。
ムダヅモ無き改革 16巻
少年・青年マンガシリーズ累計250万部突破!安倍晋三、プーチン、習金平、ダライラマetc. 世界中の各首脳が注視&監視する(!?)禁断の政治×麻雀アクション漫画の最新刊!舞台は超絶緊張状態にある“尖閣諸島沖”。若き自衛官率いる日本の有志たちが、復活した毛沢東率いるネオ中華ソビエト共和国と、5対5の国の存続を賭けた麻雀バトルを繰り広げる!日本軍は先鋒戦、次鋒戦、中堅戦、副将戦と大苦戦の末、見事4連勝を決める。そして…大将戦に現れたのは…共産主義国家・ソビエト連邦を作った男・レーニン! さらにそのおヒキとして登場したのが、なんと元日本国首相・小泉ジュンイチローだった!!!!対する日本軍はその小泉と血のつながりがあるとされる真田とASHIMOが迎え撃つ。血族同士による史上最大の麻雀バトルが展開!そして…小泉と真田の壮絶なる“親子ゲンカ”の勝負の行方はいかに! 尖閣諸島沖決戦シリーズ最終巻!!!!!!
麻雀漫画の中には、ルールがわからなくても楽しめる作品が多くあります。主人公の圧倒的な魅力はもちろん、特殊ルール、命をかけたギリギリの戦いなど、麻雀の面白さがわかる作品ばかりです。個性豊かな雀士たちの姿と一緒にお楽しみください。
ムダヅモ無き改革
国同士の外交問題を麻雀で解決するという作品です。作品の主人公は小泉ジュンイチロー(こいずみ じゅんいちろー)という元内閣総理大臣であり、ほかにも実在している政治家をモチーフにしたキャラクターが多数登場します。 それぞれの国の政策に基づいた役名を勝手に付けて役をあがるといったギャグ要素が強く、麻雀をまったく知らない人でも楽しめる作品です。 麻雀の内容もぶっ飛んでいてます。主人公の小泉ジュンイチローは、麻雀の牌を指で削り、白牌を強制的に作り出すという"轟盲牌"の能力を持っています。18枚のすべての手牌を白にした天地創世(ビギニング・オブ・ザ・コスモス)などの必殺技を繰り出し、勝利を収めます。 時事ネタも盛り込まれており、政界パロディも頻繁に取り上げられています。麻雀のルールなど知らなくても楽しめるし、むしろ知らない方が楽しいまであるカオスな作品です。
アカギ
ギャンブル漫画の奇才・福本伸行さんによる作品です。裏社会で最強の麻雀打ちである赤木しげる(あかぎ しげる)の麻雀勝負の半生を描いています。 本作は麻雀の技術要素よりも、精神面や心理戦が勝因になることが多いという特徴があります。命をかけてもどんな逆境に立たされてもまったく動じることのない赤木の男ぶりは、麻雀を知らない初心者であってもすごみを感じることができるでしょう。 本作は後に紹介する『天 天和通りの快男児』のスピンオフ作品です。2005年にはアニメ化もされており、その人気ぶりがうかがえます。 第1話のアカギは中学生であり、卓につくまで麻雀のルールすら知らなかった素人です。その状態でもヤクザの代打ちを打ち負かしたことから、アカギの天才ぶりがわかります。 後にアカギは、吸血麻雀など、実際に命をかける狂気的ともいえる麻雀を打つようになります。お金や破滅ではなく、"狂気"こそがアカギが麻雀を打つ理由なのです。
凍牌(とうはい)-裏レート麻雀闘牌録-
普通の高校生・ケイはヤクザの代打ちとして、他の組の雀士たちと高レート麻雀を行うという裏の顔がありました。億単位のお金、ときには命をかけた麻雀を、ケイは持ち前の頭脳と冷静さで勝ち続けます。そのあまりの冷静ぶりに、彼は"氷のK"という異名を持っていました。 イカサマありのルール無用の麻雀が多く、ケイ自身も盤外戦術によって心理戦で優位に立つなど、勝つためにはどんな手でも使います。 ケイは、アミナという外国人の女の子を自宅で飼っています。ケイは破滅的なスリルを求めており、アミナを飼ったのも"スリルが欲しかったから"というのが理由でした。しかし後にケイは、アミナのために自由を手に入れようとします。 麻雀の最中に腹を切る、自分の死亡すら考慮に入れて麻雀を打つなど、ケイもまた狂気に魅入られた打ち手です。麻雀の内容も、負ければ足の指を切断される、点数が飛ぶと知り合いの首を吊らされるといった特殊なルールが多く、それらのルールの裏をかいてケイは戦います。 本編は『凍牌(とうはい)~人柱篇~』『凍牌(とうはい)~ミナゴロシ篇~』という続編も出版されており、シリーズが進むごとに麻雀の内容も狂気的に進化してくので、読む手が止められません。
ひぐらしの哭く頃に 雀 燕返し編 上
少年・青年マンガ昭和58年6月、雛見沢村に越してきた前原圭一は仲間との平穏な日々を満喫していた。そんな中、麻雀と出合った圭一はその魅力に嵌っていく。しかし、雛見沢村に起こる怪死事件の謎や麻雀での連敗が、圭一の心を蝕み始める…。この敗北は、陰謀か偶然か、それとも祟りなのか…?麻雀牌を握ったときから、平穏な日常が狂い始めた――。麻雀は疑心暗鬼を生み出すゲーム。「近代麻雀」×「ひぐらし」新たな“カケラ”がここに――。
ひぐらしの哭く頃に 雀 燕返し編
『ひぐらしのなく頃に』のスピンオフです。元々の『ひぐらしのなく頃に』はホラー要素の濃いミステリー作品なのですが、本作はそこに麻雀要素が加わっています。部活の仲間と麻雀に打ち込む前原圭一(まえばら けいいち)は連戦連敗で、ある疑念が彼の中によぎります。 その頃、圭一たちが暮らす村では怪死事件が起こっており、不穏な空気に包まれます。ホラーと麻雀を掛け合わせた一風変わった作品です。ホラー好きな人が読んでも十分楽しめるでしょう。
鳴かせてくれない上家さん1
少年・青年マンガ「せんぱい、私と打ち合ってください!」 桜川高校の片隅でひとりネット麻雀に明け暮れていた麻野イサムは、突然コミュ力強者な後輩・上家サクラに麻雀部へと誘われリアル麻雀に初挑戦することに。麻雀には自信のある麻野だが、なぜか上家(かみや)さんが上家(カミチャ)に座ると得意の「鳴き」が通用せず、全然歯が立たない!? リアル麻雀ゆえの駆け引きか……それとも思考を読まれているのか……そんな風に悩むうち、気づけば麻野のなかで上家さんの存在が大きくなっていって――? KADOKAWAサクラナイツの内川幸太郎選手監修で送る麻雀ラブコメ! きょうも卓上で恋の四角関係が開局する。
鳴かせてくれない上家さん
ネット麻雀に明け暮れていた高校生・麻野イサム(あさの いさむ)は、後輩のサクラからリアル麻雀に誘われ、打つことになります。自信のあったイサムですが、サクラにまったく歯が立たずに完敗してしまいます。 なぜ負けるのか、どうすれば勝てるのか試行錯誤を続けるイサムの中で、サクラの存在が少しずつ大きくなっていく…そんな恋愛要素も含んだ作品です。 本作は麻雀のルールを解説するコラムも掲載されていて、麻雀がわからない人でも、徐々に麻雀を覚えることができます。