様々な仕掛けで読者を恐怖に陥れるホラー作品。しかしホラーと一口に言っても、オカルト、ゴシックなど、その恐怖のジャンルは多岐に渡るので、どのジャンルが好みなのか悩むものです。とにかくグロい生々しい描写、容赦のない残酷なシーンの数々など。見応えのあるスプラッター表現は、怖いけどなぜか見入ってしましますよね。今回は、視覚的に恐ろしさを感じられるスプラッター漫画のおすすめを10作品ご紹介します。
殺戮モルフ 1
少年・青年マンガ『パンプキンナイト』の外薗昌也先生が原作を担当しているの漫画です。 女子高生のまどかは、繁華街で覆面をしている人物と遭遇します。覆面男は唐突に、白昼の繁華街で虐殺を開始、辺り一面は血と死体の山になっていきます。寸でのところで警察が来たため、助かったまどかでしたが、何故かその後も、収監されたはずの覆面男がまどかの目の前に現れ続けて……。 なんと一部シーンの黒塗り修正が原因で、2巻が発売中止になるという騒ぎも巻き起こした本作。 絵が非常に奇麗なので、余計にスプラッターシーンのグロさが際立ちます。冒頭から終始グロい描写の連続なので、スプラッターホラーが好きな方におすすめです。
魔法少女サイト 1
少年・青年マンガどこか冷めた性格ながら、どこにでもいる平凡な高校生である貴衣。しかし、突如現れた「魔法少女」の不思議な力による虐殺によって、貴衣の平凡な日常は終わりを迎えてしまいます。 魔法少女によって殺された人間もまた魔法少女になることで、虐殺の勢いは更に加速していきます。この地獄の様な状況で、貴衣は生き延びることが出来るのでしょうか。 『魔法少女サイト』の作者である佐藤健太郎先生の処女作です。ダークファンタジー色の強い『魔法少女サイト』と比較すると、こちらはゾンビ映画の様なパニックホラー色が強い作品になっています。 魔法少女による虐殺がとにかくグロいので、容赦ないスプラッター作品が好きな方におすすめです。
リバーシブルマン 1
少年・青年マンガ「ウラガエリ」と呼ばれる、人間の身体がひっくり返った怪現象。 新種の薬物、臓器売買の成れの果て……様々な憶測が噂される「ウラガエリ」とはなんなのか。ウラガエリに人生を翻弄された人物たちを描く、スプラッターバトル漫画です。 主人公の1人である女子高生の流奈は可愛らしい顔立ちながら、ウラガエリしかけた体験を持っているので、体中に裂け目があります。 そこに収納した武器を取り出して戦うという、設定から何ともグロさを感じる作品ですが、描かれるのは、自分の大切な人間を守るために戦うというヒューマンドラマ。 四肢欠損や臓物が飛び散る描写など、スプラッターホラーの要素は多分にありますが、綺麗な物語に仕上がっています。
魔法少女・オブ・ジ・エンド 1
少年・青年マンガどこか冷めた性格ながら、どこにでもいる平凡な高校生である貴衣。しかし、突如現れた「魔法少女」の不思議な力による虐殺によって、貴衣の平凡な日常は終わりを迎えてしまいます。 魔法少女によって殺された人間もまた魔法少女になることで、虐殺の勢いは更に加速していきます。この地獄の様な状況で、貴衣は生き延びることが出来るのでしょうか。 『魔法少女サイト』の作者である佐藤健太郎先生の処女作です。ダークファンタジー色の強い『魔法少女サイト』と比較すると、こちらはゾンビ映画の様なパニックホラー色が強い作品になっています。 魔法少女による虐殺がとにかくグロいので、容赦ないスプラッター作品が好きな方におすすめです。
エルフェンリート 1
少年・青年マンガ偶発的な事故で研究所から逃げ出した突然変異体の少女である「ルーシー」。彼女は鎌倉に暮らす青年、コウタとそのいとこのユカに保護されますが、記憶を失い、「にゅう」としか喋れなくなっていました。そうして、人類を滅ぼす力を持った少女と、何も知らない青年との奇妙で血塗られた生活が始まるのです。 『極黒のブリュンヒルデ』などでも有名な岡本倫先生の初期作品です。簡単に人の首がはねられる、グロ要素の強い本作は、そのグロさが受け、日本以上に海外での人気が非常に高く、なんとハリウッド映画化の話が持ち上がったほど。 しかし、ただグロいだけではなく、作品の根底には差別や純愛といった深いテーマがある名作です。
夜見の国から~残虐村綺譚~上
少年・青年マンガ横溝正史の小説『八つ墓村』のモデルにもなった、日本史上でも類を見ない連続殺人事件「津山三十人殺し」をモデルにした作品です。 閉鎖的な集落の因習、それを助長する陰鬱な人間関係、主人公に対する迫害を丁寧に描いた前半から、怒涛の大虐殺が開始される中盤へ。作者の画力の高さもあり、虐殺シーンのグロさと、その爽快感は凄まじいものがあります。 全体の半分近くが虐殺シーンで構成されているので、スプラッター好きにはたまらないのではないでしょうか。 現実の事件を元にはしていますが、ストーリー自体はオリジナルです。 なので、事件を知っている人はもちろん、知らない人でも十分楽しめる、非常に読み応えがある作品です。
Cold apartment
TLマンガ人間の皮で作った芸術作品を売る兄弟、地獄から天国へ行くことが出来るお気に入りのCDストーキングされるストーカー……等々、様々な異常者や殺人鬼を描いたスプラッターホラーオムニバス作品です。 非常に可愛らしく癒される絵柄とは裏腹に、描かれるストーリーは非常にグロテスクかつスプラッターなものになっています。 話の内容が怖くグロいだけではなく、特定の物に執着する様子を見せるキャラクターなど、どこか人間臭さを感じる、魅力的な登場人物たちもこの漫画を彩ります。 ポップな可愛らしい絵柄で織り成す、スプラッターでグロテスクながらも人間臭いストーリー、というそのギャップこそが、この作品の最大の魅力です。
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編1巻
少年・青年マンガ昭和58年5月、古い風習が根強く残る雛見沢村に越してきた前原圭一は、クラスメイトと楽しい毎日を過ごしていた。だがある日、1人が死に、1人が消える怪事件が毎年起きていることを知ってしまう。そして6月、「綿流し」という夏祭りの日を境に、日常は静かに崩れ去っていく……。 漫画化、アニメ化、実写化など一大ブームとなった同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」シリーズの1作目です。 本筋は事件の謎を解明するミステリー作品なのですが、村落の見え隠れする暗部、誰も信用できない恐怖感、喉をかきむしって死んでいくというスプラッター要素など、怖さを覚える演出も随所に見られます。日常と非日常のギャップが非常に恐ろしい作品です。
進撃の巨人 attack on titan (1)
少年・青年マンガ「巨人」の出現で窮地に立たされた人間は、巨大な三重の城壁の内側を確保することで生きながらえていました。しかし、突如現れた超大型巨人によって、巨人が城内に侵入。その際に母を捕食されたエレンは、巨人への復讐を誓い、調査兵団へと入隊することになるのです。 社会現象になり、最早知らない人はいないであろう超人気作。かなり荒々しい絵柄なのですが、それが逆に巨人の怖さや恐ろしさといったものをより表現することに繋がっています。 特に巨人の造形は不気味でグロく、捕食シーンなどは何とも言えない怖さを覚えます。 人間社会のいざこざも描くなど、単純なパニックものではなく、壮大で先の読めないストーリーも魅力の漫画です。