祝完結!思い起こせば、読んでる自分の頭の中が常に忙しい作品だった。連載中も世の中の価値観が少しずつ変わって多様性という言葉を聞くようになってきたけれど、世の中が寄ってきたのか、作品自体も更に自然に寄っていったのか、どっちなのかなと思って見ていた。そしてこの壮大なデビュー作、ご本人の年齢を重ねた成長と共に設定も話も練って練って広がってきたのだろう。そのパワーはすごい。自分が大人になったからか、清々しいラストだった。 主軸ながら主話からはよく遠ざかるハルちゃん。久しぶりに見ると、他の登場人物に比べて書込み少なめシンプルラインの白い兎。スヌーピーのような安心感がある。