乱世の世の愛の物語
舞台は仮想の中国あたりで4カ国が戦戦の時代。
恵まれない王女と異人の奴隷の愛の物語であり、王女が義母の仇をとることを目指すお話。
王となるものは心構えがすごい。王は個でなく国。私情を99%挟まない世界観の描き方が尊いものでした。
平民の目でみると冷たい、情がないと読めるが本人も苦しみながら政していくさまが激泣き。
登場するどの王族も私情で好きな相手をただ愛せない。国として益となる理由がいるというところが上手く描かれていてすごい恋愛物語だけど戦ものでもあるという素晴らしい作品でした。
ストーリーだけでなく絵もコマ割りも最高傑作です。