｢葬送のフリーレン｣のレビュー・感想

物語の起伏に派手さはありませんが、それを重要視しない読者層にとってはとてもお薦めできます。
それでいてコミカルな描写もあり、親しみやすい作品です。

フリーレンがフェルンたちとの旅を通して、勇者ヒンメルたちとの旅の意味や意義を紐解いて理解する場面があるとじんわりと泣けてくる。

この先どのように展開していくのか、フリーレンがどのように変化していくのか、本当に楽しみ！！

勇者が魔王を倒した後の仲間のエピソードなんて、なかなかない設定で面白い。
読んでいるうちにフリーレンがすごく可愛く見えてくる。

フリーレンが勇者と共に魔王を倒した後のお話です。
人間に興味が無かったのにどんどん変わっていく様子が良かったです。

フリーレンの冷淡なような、そうでないような性格など、短命な人間にはちょっと計りかねる感じが、そのまま長命種と短命種の感覚のギャップのようで興味深い。
もちろんフリーレンは薄情者ではないのは読み進めるとわかるはず。
それはそうとしてもフリーレンは周りに恵まれてますね。どちらが年長かわからないくらい(笑)
特に勇者ヒンメルはみんな大好きになるほど心身ともにイケメンで死後であるのが悔やまれますが、安心してください、いっぱい出てきます。

勇者というありきたりなワードで敬遠していましたが、読んでみると寿命の長いエルフを題材にした新しい切り口のしんみりストーリーでした。色々考えさせられる箇所も多く面白いです！

アニメ化もあり、読みました。ストーリーは、勇者と魔王の戦いかと思いきや、魔王を倒したあとのストーリー。始まりが、面白い。時々でてくる回想と、主人公フリーレンの今の成長の描写がリンクして、感動するところとありました。

話題になってるのは知っていたけど、なんかRPG的なゲームの話？とか思って全然読む気が起きなかったんだけど、アニメ化すると決まったタイミングで読んでみたら、こんないい話だったの〜？とどハマり。穏やかでほっこりしてじーんとして優しくて、大好きなパーティ。是非読んで欲しい本。

話の構造も世界観も絵柄も間のとり方なども、もう全てが最高で面白いです。フリーレンの成長と共に感じる勇者ヒンメルの切ない思い、師弟愛、友情やら信頼関係やら、もう泣けるのに笑えるし、今後どういう展開になっていくのかすごく楽しみです。

淡々と進む様がフリーレンの時間軸をうまく表現している気がする。盛り上がりとかはないのでそういうの求めないで読む作品。

勇者パーティーの話の後からスタートというのは目から鱗。そしてエルフ視点なのですごく目新しい。面白い。

人間とエルフの時間に対する感覚のズレをまざまざと感じる作品。そこがまたいい。

なんだろう…。あたたかくて、やわらかくて、いたくて、(切なくて)…なんだか泣けてくる…

派手なことは起こらないのだけれど、それがこの作品の良さのひとつでもあると思う。

ほのぼの系の、終わりからの始まりの物語。
有りそうで無かった、いつも脇ヒロインのエルフが主人公。
エルフなんて間違いなくファンタジーなのだが、此れほど淡々と日々を重ねる物語だとは想像だにしなかった。
ハラハラドキドキの前のめりで読む作品ではないものの、読後に残る普遍的な台詞が心地良い。

「人生ってのは、衰えてからのほうが案外長いもんさ」

年齢を重ねるほど心に染みる漫画です。
1000年以上生きるエルフにとって10年なんて一瞬でしょうけれど、その一瞬がかけがえのないものだった。そして、フリーレンのいまの旅もかけがえのないものになっていくのでしょう。

ミミックだとわかっているのに宝箱に必ず嵌り、くだらない魔法集めが趣味のフリーレンを始め、味のあるキャラクターがたくさん出てきて飽きることのない漫画です。

心に響く…。
年のせいですかね、もの悲しい気分に。学生時代の仲間たちを想います。

葬送という題名で読まずにずっといました。アニメで話題で少し読み始めたら、はまります。これから追いかけたいと思います。泣きながら読んでるのは年齢もあるのかな。ハッピーなものを好みがちだけど、じんとくるのもよいですね。

使い古されたテーマだけれど、それなのに面白い、、、
現在の最新刊11巻まで購入しました。
乱立するこの手のテーマのなかでは断トツに面白いと思いました。もうすでにいなくなった仲間・故人の足跡とメッセージを長命種のエルフが丁寧にひろっていくお話。今はもう同じ時間を生きていない死者と生者の対話に泣けます。
今秋よりアニメがスタートするそうですが、そちらも楽しみです♪

最新刊12巻読みました。
11巻巻末のヒンメルやハイターたちが登場するこのお話あたりをぜひ劇場版にして鑑賞したいです。