姉の結婚　7

始めからなんだかスゴイ展開だ！と思って読み始めましたが、面白すぎて何度も読み返してしまいました。すごく苦しくなる気持ちも共感できて、とても面白かったです。絵もストーリー大好きです！

真木どう見てもヤバい人だけど、ヨリを深く静かに愛していく様に読み進めていくと共感するようになってきた。ヨリはこじらせアラフォーかもしれないが、それまでの生育歴や経験でそうなってしまったのもわかるし…最後は二人の純愛が実を結ぶ？ように終わってホッとしたかも。読んでていろんな感情が渦巻いてくるのは西先生の作品を読んでてよくあることだけど、私はこの作品が一番かもしれない。

最後まで読んだけど、いまいちハマらなかった。多分、その理由は、真木の狂気が気持ち悪いからかも。カッコいいと思えることもあるのだけど、基本的になんか寒気がする。

ヨリも、自分が好きならそれで良いと決意したなら、逃げずに最後までそれを貫けばよかったのになーと思う。

でも、最終的にハッピーエンドだから、それは良かった。

引っ掛かりそうで引っ掛からなかった
主人公の何が悪いのか、凄く嫌ってこともないけどどうにも好きになれないし
何かしらの共感を感じるポイントや興味を持てるエピソードもなかった

好きでも嫌いでもないどこまでも遠い他人って感じ

遠回りしてようやくなのにラストがあっさりとあっけなかった！もう少し二人のようやくの生活を見たかった。