



時代モノの身分差恋ってジャンル問わず萌えますよね…BLも然り。
今回は平安〜昭和までの時代モノで大好きな作品を厳選してご紹介します。
跡継ぎ問題や覇権争いなどの愛憎劇も多々出てきて読み応えタップリです!
子爵家当主×家令(明治ごろ)
身分差萌えの全てはこの作品に詰まっています!
わずか10歳で当主となった暁人は、家令の桂木を頼りにしているのに、桂木はいつも冷たくて…その理由は後半で明らかになるのですが、思い出しただけでも泣けます;;
だんだん惹かれあって行くのに、立場や身分の違いからどんどん遠ざかっていくのが切ないです。ストーリーが本当に面白くて超オススメです。
医者×男娼(戦前の昭和)
遊郭に拾われ女郎たちに育てられた清人は、担当医への恋心を持ちながらも、14歳で客を取ることに。少年の頃から可愛がり、夢を応援していた先生も、助けることはできず、稼ぎ頭になってゆく清人…性病の検査をする先生…。その身分差が歯がゆいのです。
決して結ばれることのない二人が過ごす最後の夜は涙なしでは読めませんでした。
後半に収録されている別のお話で、清人のその後が読めるのですがそちらもただただ泣けます。時代に翻弄されるってこういうことを言うんですね。とても切ないお話でした。
當間家に仕える使用人×當間家当主(戦後の昭和)
父の関心は全て妾腹の兄に奪われ、孤独を抱えて生きてきた育郎。使用人の典彦はそこにつけこんで、育郎の体をひらき、開発していきます…!
典彦は確かに育郎を愛しているのだろうけれど、その執着ぶりはゾっとするほど。お家の問題も併せてかなりダークな作品です。父の近親相関、母の枕営業、見られながらのネトラレ…背徳感がものすごい作品で、そういうの好きな人にはかなりオススメです。
続巻が気になりすぎる!
貴族御曹司×成り上がり者(平安ごろ)
主人公・高前が権力者の寝所を渡り歩いて成り上がって行くお話し。
でも、全てが上手く行っていたのに、突然現れた貴族の御曹司・智実に翻弄されていきます。
器用なようで実は意地っ張りな高前。智実との恋の結末はそこまで意地張る!?と思いつつも感動でした。
個人的には高前を犬扱いしながらも、彼のことをよく理解している院の懐の深さのほうに注目しちゃいました。