あらすじ1908年、ウイーン。若きテノール歌手・ディミトリは不運な事故に見舞われる。命はとりとめたものの、彼の周辺で不可解な事件が頻発。そして、さらなる悲劇が・・・!? 「失恋ショコラティエ」の水城せとなが描く、華麗なるヴァンパイア達の物語、新装版で登場。
ブドウさん通報3.0序章は逆ハーものっぽい。ディミトリは美しい、オペラ歌手としては細身なのだけど、きっと成長や老化が止まってしまったということなのだろう。彼らの繁殖、肉体的に結ばれると吸血樹の種を残し死ぬ、人間と同じようで非なる生き方。良く言えばミステリアスなのだけどそれぞれ、器に選ばれてしまった悲しい過去をもつ彼らたち。第二部が回想からというのも語り継がれるファンタジーものっぽい。疑問が残るまま時が止まっていて今さら感もあるけどファン待望の作品でもあるのかも、いつか完結したら読もうかと思う。2023/10/02いいね
オリーブさん通報5.0水城先生、やっぱり面白い!素直~に中世と吸血の組み合わせで進むわけないよねぇ??と思っていたら・・そういう展開ですか!と唸りました。まだ試し読みで2巻までしか読めてないのですが含みや秘密を匂わせていて色々気になります。読んでみたい作品が他にもあるので予算と相談しつつの登録です。2020/04/28いいね
みつばち通報4.0内容が深い始めは入りにくい世界でした。1巻目の中間からだんだんと頭の中にお話の内容が入ってきました。ちょっと生々しい表現が苦手な方もいると思いますが、読み進めるうちにそういったことに慣れてきました。体温がある血の温度感まで、伝わってくるくらい集中しちゃいました。アリスは誰を選びたいかより誰も失いたくない思いの方が強いのではないかと感じました。全て読んでみたくなりました。2019/10/07いいね(5)