こいいじ（９）

良かった。
ありふれた日常の中での恋愛、打算や心の移り変わりがプロセスも交えて丁寧に描かれています。
別の人物にも照射を当ててあの時実はこうだった話が幾つか反復されるので、より登場人物皆の気持ちが分かってきます。
大切な方を死別という形で失った時、周りの残された者がそれぞれどう受け止めて生きていくかという事も淡々と描かれていて、少し辛い経験のある方の気持ちの整理にもなるかな?と思いました。

色々な人の複雑な気持ちや想いが切なかったです。

最初は独特のテンポで昔からの気持ちを引きずってる様にひかれたけど、同じことのぐるぐる繰り返しで前に進まなくて、だんだんまだるっこしくなってきた。
幼なじみだったり同じ商店街だったりするとそうそう人でなしにはなれないんだろうけど･･･うーん。
私はちょっと苦手。
このスローテンポが心地好く感じる人には楽しめると思う。
絵についてはひとつ、主人公とその姉、主人公が昔から好きだった人の妻(故人)、昔から似てるところがある設定だからある程度仕方ないんだろうけど、描き分けがあまり出来てなくてアレこれ誰だ？って戸惑うシーンが何ヶ所かあった。
男性は顔とか髪色とかでちゃんと区別つくから、女性キャラもちゃんと描き分けて欲しい。

読んでで眠くなった。悪い人いないし時間の流れもマッタリしてて悪くはないけど自分ははまれませんでした。
近所にあんなにも自分を好き好き言ってくる人がいたら次の恋愛に進めないな〜って思った。一途な片思いなんだけど、見方変えたらずっと監視されてるみたいで（笑）

ほんわかしてる絵と話。みんなの顔(特に男の子)が似ている(目と髪型が違うくらい？)のとメインの登場人物が多いので覚えるのが面倒だった。
話も好き嫌い分かれそうな感じで、私は苦手でした。なので続きは買ってまでは読まないです