あらすじこの物語の主人公、片岡(かたおか)たかこ。バツイチ。老いた母との二人暮らし。離婚した夫のもとに置いてきた娘のことも気がかり。もう大人なのに、世の中とうまくやっていけない自分がくるしくて夜に押しつぶされそうになる。だけど――深夜ラジオから聞こえてきた、若い声。ロックバンド・ナスティインコのヴォーカル“谷在家 光一(やざいけ・こういち)”に、「恋」をした。その日から、人生に光が差し込んできた……気がする。
オリーブさん通報3.0中年女性の狭い世界が、大きく開かれる作品。主人公のたかこの世界は広がったり、思ったより広くはならなかったり。思いやりと愛といった単純な家族感でもないけれど、そこから逸脱しているわけでもない。最後には救いが見える、読んでよかったと思える。2022/03/20いいね(1)
ブドウさん通報2.0最後にあー…って同世代なら楽しく読める作品だと思います。どこか斜め向きな、でも前を向いて進もうとする。 人間くささのある主人公。わりと楽しく読んで、共感したり、しなかったりをしながら最後まで読みました。ですが最後の未成年に告白だけは、どんな理由にしろダメだったんじゃ…って感じで★は少ないです。ごめんなさい。あれは人の親として受付られなかった。2021/11/08いいね(1)
リンゴさん通報3.0同世代なのでこれは読む年齢層によって評価が分かれる作品だなって思いました。私も若いころ読んだらぴんと来なかったと思う。でも今はヒロインと同世代なのでいろいろ刺さることばかりでそのあたりがリアルで面白かったです。でも最後の告白は駄目でしょあれは・・・。まあ、人間なので好きになっちゃうことは止められないにしても告白は思いとどめてほしかった。中学生からしたらとんでもないトラウマになるよね。せめて一緒にライブ行けて楽しかったありがとうぐらいなら感動の余韻で終われたんだけどね。美馬さんは最後までかっこよくて素敵でした!2021/07/10いいね(1)