全巻(1-13巻 完結)

たいようのいえ(11)

作者:
4.7
86
500
本当はわかってるんだ。一緒にいることが大事だって。言葉はその次でいいって。終わりじゃない。これが始まり。私たちの願いはきっと叶う。――本宮(もとみや)家と中村(なかむら)家、合同の家族旅行。真魚(まお)は父と、基(ひろ)は妹の陽菜(ひな)と、なんとか距離を縮めようと頑張る。でも、実は陽菜には両親の死について秘めた思いがあって……? 一方真魚はついに、父から待望の一言を!? 真魚も、基も、願いが叶う時が来る……!!?
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あらすじ

本当はわかってるんだ。一緒にいることが大事だって。言葉はその次でいいって。終わりじゃない。これが始まり。私たちの願いはきっと叶う。――本宮(もとみや)家と中村(なかむら)家、合同の家族旅行。真魚(まお)は父と、基(ひろ)は妹の陽菜(ひな)と、なんとか距離を縮めようと頑張る。でも、実は陽菜には両親の死について秘めた思いがあって……? 一方真魚はついに、父から待望の一言を!? 真魚も、基も、願いが叶う時が来る……!!?

たいようのいえのレビュー

  • avatar
    リンゴさん
    5.0
    まおと基の距離感は、つかず離れずに見えて、実は信頼と敬意がある。
    父の不器用さの背景も描かれ、アカの他人ゆえに冷静な関係性のいくつかに支えられ、家族が少しずつ家族に回帰していく物語でした。
    義妹も義母も優しい。産みの母だって極悪人じゃない。誰も憎まず強がってきたまおが、幸せになれそうな終わり方で嬉しいです。
    2020/07/07
  • avatar
    AKO
    5.0
    幼なじみ、同居、兄弟、小説、、
    といろいろな角度からの恋と家族が1番のテーマ。

    約1年間の出来事が丁寧に描かれてて、
    人の気持ちの動きがよく分かったし、
    それぞれの葛藤が切なかった。
    基本的に出てくる人がみんないい人で、
    そして主人公同士がフラフラしてない一途なところが見ていて気持ちがよくて、
    あったかい気持ちになった。

    終わり方もすごくよい。
    大ちゃんも無理に他の人とくっつけられることもなく、でも前を向いていく終わり方で安心した。
    2020/06/08
  • avatar
    バナナさん
    5.0

    よかったよ…!

    真魚が初めからなかなかヘビーな環境でどうなるのか胸を痛めながら読んでました。
    でも家庭環境は良くなくても、真魚を取り囲む人はみんなあたたかで。
    最終的にキチンとまとまるので心底ホッとしました。
    恋愛面でいうと私は当て馬大好きなので笑
    大樹に毎回振り回されてました笑
    真魚自身も頑張ってもがいてちゃんと答えを出せる…そんな成長を見せてくれるし、基がしっかり大人でいてくれるし、大樹が程よく引っ掻き回しつつあたたかく見守ってくれるし、お義母さんが優しく迎え入れてくれる。
    お父さんともきっとまた仲良くやっていける、そんな風に思えるラストです。
    真魚が基のお嫁さんになったらお父さん、男泣きすればいい…笑
    2019/11/02
  • avatar
    バナナさん
    4.0
    続きが気になります
    2019/05/11
  • avatar
    agao0330
    5.0

    良かった

    ドキドキ、切なくて、親の身勝手さ、様々な感情になりながらも読み応えがありました。登場人物の優しさ、強さ、久々にほのぼのとさせて頂けました。有り難うございます。
    2018/03/22