あらすじこの世はヒト知れぬ生命に溢れている――。狩房(かりぶさ)家に代々仕える蟲師・薬袋(みない)家。最古の蟲師一派であるこの一族からは、時折『何かが欠落した者』が出るという。知己・狩房淡幽(かりぶさ たんゆう)より、山の異変調査に出向いた薬袋家当主・クマドの手助けを頼まれたギンコは、共同捜査を開始するが……。蟲師となる事を宿命付けられた一族ゆえに背負う過酷な運命……、深い業……。
リンゴさん通報5.0生と死の間に蟲と人間が存在し、戦前の日本のようなノスタルジックな世界観一話完結のオムニバスなのに読むのが止まらない圧倒的な魅力間違いなく、ジャパニーズファンタジーの最高傑作のひとつ2024/07/28いいね
バナナさん通報5.0とても心に残る作品です。主人公は必ずしも人に対してのヒーローではなく、蟲というそこにあるものをあるがまま受け入れ、人の手にあまるものには警告する。共存を模索しているところが深いなぁと思いました。2023/05/03いいね