元々イラストレーターとして活躍していた出水ぽすか氏が作画を担当する、今ジャンプで一番アツいマンガ。
舞台は孤児院「GFハウス」。6~12歳までが集められたここでは、「ママ」と慕われるシスターの溢れんばかりの愛の元、皆が仲良く暮らしていた。里親に引き取られた"はず"の兄弟たちの末路を知るまでは…。
ストーリー展開は映画でいうところの「エコール」「ミネハハ」のような王道監禁孤児院モノかと思いきや、脱獄後の世界ではどんどんファンタジー要素が強くなる。
出水ぽすか氏は元々pixiv、Twitterでも数年前から話題になっていたイラストレーターで、キャラクター絵というよりは、独創的な背景を大きく一面に描いた世界観ビジュアル的な一枚絵の印象が強い。
元からスチームパンク調やダークファンタジー調の世界観が得意な印象だったが、今作では正にその得意分野の描写がフルに生かされており、出水ワールドに存分に浸ることができる。
自堕落な生活とくだらない笑いを追い求める関西ライターLISA36歳スペシャリスト
大人になった今、私は声を大にして言いたい。
賢くなりたいなら『約束のネバーランド』を読め!
何が言いたいかと言いますと、この作品は頭脳と心理をフル回転で使う駆け引きマンガ。ただ駆け引きをするだけではなく、読者の予想を徹底的に裏切る展開の連発。間違いなく脳を活性化させることができます。
もし私に子どもがいたら、勉強よりもまずはこの作品を読ませますね。(※現在独身)
大手検索サイトで大々的に宣伝されていた、話題沸騰中の一作。
孤児院内のホームドラマかと思いきや、食人鬼と呼ばれる怪物が現れ、その食用肉として子どもたちが飼育されている事実が判明してからは一転します。
脱走不可能に見える孤児院から逃げるため、管理者であるママと子どもたちが繰り広げる頭脳戦は目が離せません。
少年マンガですが、主人公は女の子。喧嘩や暴力尽くしではないので女性でも読みやすい。
とにかく先が気になって、一気読みしたくなること間違いなしです。
雑食すぎる書店員えんまゆ40歳読書のお時間ですスタッフ
2017年の各マンガランキングを総なめにしたダーク・ファンタジー大作。
それも納得の、読者をあっという間に恐怖へと引きずり込む衝撃のストーリー展開!
昨年ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの小説「わたしを離さないで」を彷彿とさせる、『絶望的な将来を約束された子どもたちが、どう生きるのか』と言うテーマが、胸に重くのしかかります。
幸せな寄宿舎生活に秘められた悍ましき真実…、その真実から逃れるために主人公たちの命がけの脱出劇が始まる!
マンガ系YouTuber maesaqu(マエサク)スペシャリスト
「絵かわいい〜けど怖っ!!」かつてこれほどかわいい絵のサバイバル・サスペンスマンガがあっただろうか・・・。
これはとある孤児院からの子ども達の脱出劇を描くお話。とにかく第1話の完成度がめちゃくちゃ高い!何気ない平穏な日常が突如地獄へ一変していく様、そしてテンポの良さは圧巻の一言。未読の方はまず第1話を読んでいただきたい。読めば分かります。ただ、その後読むのをやめられなくなっても責任とれませんのであしからず(笑)そう、すべてはこんなに面白い作品のせい。
マンガに癒しを求めるアラサーあき36歳読書のお時間ですスタッフ
孤児院で暮らす兄弟たち。幸せに暮らしていた。”里親”に預けられる先の真実を知るまでは…。
真実を知ったときのショックとインパクトに動揺しました。それ以上にそこからの冒険スペクタクル感、ファンタジー感、展開の疾走感がすごいので、ページをめくる手が本当に止まらない!
世界観にどっぷりと浸れる作品なので、時間のあるときに読み出すことをオススメします!
マンガを訪ねて三万冊、読んだ書店員・平手35歳読書のお時間ですスタッフ
2017年最も話題なったであろう、脱獄サスペンス!
明るい孤児院でのほのぼのとした日常かと思いきや、実は食事として出荷されるために育てられていたという衝撃…。脱穀を試みる主人公たちと、それを阻止するママとの攻防戦…かなりハラハラします!!
自堕落な生活とくだらない笑いを追い求める関西ライターLISA36歳スペシャリスト
最後まで結末がわからないサスペンス物語に惹かれる女性って、意外と多いもの。かくいう私もサスペンスドラマが大好きな人間のひとりです。
『約束のネバーランド』は、そんなサスペンス好きの女性にこそオススメしたい一冊。先の読めない展開、突然の裏切り、その中で活路を開く主人公たちの勇気。思わず「これ本当にジャンプマンガ?」と疑いたくなるほど、読み手を夢中にさせるハラハラドキドキ展開が続きます。
都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員41歳読書のお時間ですスタッフ
孤児院にて12歳を迎えると食料として鬼の食事として出荷され死ぬか、人間として生き延びるか。
冒頭のあらすじを発表するだけで、興味そそられる感じですがこのマンガの優秀なところは絶望感の演出につきる。ひとつひとつ丁寧に描かれたストーリーは脱獄映画プリズンブレイクを見ているよう。
ハラハラドキドキしたい人必見。