あっさりした話
経営の上手くいっていない実家の和菓子屋を気に入っているお金持ちが政略結婚という体で主人公と一緒になる話。
政略結婚としての表面だけの厳しい関係というわけではなく、和菓子のようにあっさりとした甘さで話が続いていきます。
主人公は政略結婚として一歩引いて相手に接していて、数ページこの瞬間に惚れてしまったという描写があると良かったのにと思います。
惚れてしまったけど相手は政略結婚だからそれほど自分のことが好きじゃないのが辛いとかいうのが定番というかこの話もそういう感じなのでもっと前面に出せばチクッと読み手の心に同情心みたいなものが落とせるのにと思いました。