落語や歌舞伎やお能というと、ちょっと敷居が高い感じがしませんか?
でも大丈夫、マンガなら楽しくお勉強できます。
しかも物語もめちゃくちゃ深くて心震えちゃいます。
読んでいると実際にテーマになってる芸能を見に行きたくなりますよ。
歌舞伎はそもそもが大衆演芸なので、思ったよりずっと敷居が低いんです。
そんな親しみやすさを教えてくれる作品です。
恭之助と一弥の関係は『ガラスの仮面』で言えば亜弓さんとマヤでしょうか。
まったく違う環境の2人ですが、とりあえず私は目的のためならちょっと悪いことでもやっちゃう、クールな一弥が好みです。
文学ツウみたいな人たちからめちゃくちゃ評価の高い作品です。
登場人物それぞれが抱える闇とコンプレックスと落語が絡み合って、どろりとした、濃厚な空気が流れています。
今、iPhoneで落語を聴いてるんですが、マンガに出てきた演目は、笑いながら鳥肌立っちゃうみたいなおかしな反応になってます。落語すごい!