読後は今と違うアナタに?!「生きる」ことを考えさせられるマンガ4選

人間仮免中
四丁目の夕日
イノサン

私は鬱マンガが好きです。その中でもこの先忘れられないような、心に深々と残るマンガを選びました!
いずれも「生きること」を多角的に描写しています。これを読んだ後、あなたは違うあなたになるかもしれません…

人間仮免中卯月妙子

卯月妙子さんという元AV女優の壮絶な半生が、ご自身の手でノンフィクションで描かれています。
同情とか、哀れみとか、そんな生半可な感情ではなく、ただただ、凄い本です。この本を読まなければ、死ぬ迄絶対に知りえなかった「生き方」がこの本には載っています。
好みがハッキリ分かれる作品かもしれません。私は心に強い衝撃を受け、一生の本棚に入る作品になりました。

四丁目の夕日山野一

80年代を代表するサブカル鬱マンガ。
高校生たけしの母親がゴミを燃やしていた時にスプレー缶が爆発して大怪我をしたところから、転がり落ちるように一家が地獄に落ちていきます。
大学進学を諦めて妹弟達の為に働くたけしの目が死んでいく姿が読んでいて本当に辛い…。
後半も本当に悲惨でたけしに追い打ちをかけるのですが、一番最後の数ページに希望が見え、どんなに辛くても生きていく、生きていかねばならないということを考えさせられます。

イノサン坂本眞一

フランス革命時を描いた作品は多いですが、その中でも死刑執行人についてフューチャーした珍しいマンガです。
主人公シャルル-アンリ・サンソンの子供時代から一人前の死刑執行人になるまでの葛藤や苦悩、その周りの人物達の生き方を華美に描いており、その描写の美しさには息をのみます・・・!
この作品の中で、私は特に兄と対照的な勝気で奔放な妹のマリーの生き方が好きで、読んでいてパワーをもらいました。

ブラッドハーレーの馬車沙村広明

孤児院の少女達がブラッドハーレー家に選ばれ養女になると、憧れのブラッドハーレー劇団の役者になれるということで選ばれた少女をみんなで見送るという場面から物語が始まります。送られた先に、恐ろしい世界が待っていることもつゆ知らず…
とある悪役のセリフの中の「絶望を与え自ら命を絶たせるのと 希望を与え耐え難きを耐えさせるのとどちらが幸せか」というセリフが忘れられません。
同じ状況になった時、あなたは何を選択しますか・・・?