【イッキ読み推奨】男女問わず胸に響く!目で聞く傑作音楽マンガ5選

四月は君の嘘
のだめカンタービレ
ソラニン

音楽は耳で聴くものだって信じて疑わない方が多いとは思いますが、実はそんなことないんです!
絵だからこそ特別に伝えられるものがあるのが音楽マンガの醍醐味!
今回は耳で楽しむはずの『音楽』が、読むだけで不思議と画面から溢れてくるすごいマンガを厳選して5つご紹介します!

四月は君の嘘新川直司

母が亡くなったことで絶望に沈みピアノが弾けなくなった元天才少年は、中学生になって一人のヴァイオリニストの少女と出逢い、世界がカラフルに色付き始める。
紙からは聴こえるはずのない音が届いてくるような錯覚に陥る演奏の描写と演出の凄さ。
なんか、クラシックとか全然分からないのに聴こえるんです!
感情が、溢れ出して演奏に出ちゃうんです!そしてそれが見える!
ラストに近づくにつれ涙が止まらなくなるのでバスタオル必須!
こんなのズルい、とワンピースの尾田栄一郎先生が絶賛するのも分かります!
一気読み推奨です! 二周目読むときは演奏している曲を聞きながら読むと臨場感倍増なのでおすすめですが、それでも最初は音無しで読んでほしい!

のだめカンタービレ二ノ宮知子

指揮者を目指す音大生の千秋真一。飛行機に怖くて乗れないとの理由で本場の海外に行けずくすぶっていたところに、天才的なピアノの片鱗を見せる変人女の野田恵(通称のだめ)に出逢い、懐かれて人生狂いっぱなし!かのように見えたが、それを機に音楽の楽しさを思い出し成長を遂げていく。
青春、恋愛、成長、感動、ギャグ、音楽がギュッと詰まったクラシック音楽ラブコメです!
実写化したことでさらに有名になりましたがそれも原作マンガの面白さありき!
ドSな千秋先輩と、のだめの絡みには何度も笑わせられつつほっこりするのも見所ですが、 なんといっても個性的すぎてバラバラだったオーケストラが千秋先輩の指揮で噛み合った瞬間の演奏といったらもう快感!
まさにブラボーです!
読み心地もとても軽くて読みやすいのでラブコメ好きな方にもオススメ!

ソラニン浅野いにお

社会人2年目の芽衣子は会社に息苦しさしか感じず勢いで辞め、同棲中の恋人の種田はなんとなくの選択肢としてフリーターをして暮らしていたが、種田が学生時代からやっていたバンド活動に未練を持ってることを知っていた芽衣子は背中を押し、バンド活動に本腰を入れることになったが・・。
2000年代の夢を追いかけていた若者が大学卒業後に抱える漠然とした不安、理想や就職、青春を描いた等身大の名作マンガです。
読んだ当時は僕も大学生で、共感したその気持ちにどう折り合いをつけていけばいいか分からなくなったものです。
作中に何度も出てくる「もしもあのときああしていれば」、といった言葉。
現在が不安で、自分に自信が持てず、過去の自分の決定が正しかったのか何度も疑ってしまう経験はしたことありませんか?
そんな方に突き刺さるマンガです。
音楽よりは人間模様を中心に描いていますが、後半の芽衣子のライブシーンにはグッときます!

BLUE GIANT石塚真一

ある日友達に誘われて見に行ったジャズライブでジャズにどハマりし、自分もプロのジャズミュージシャン目指してアルトサックスを始める高校生の宮本大。
夏も冬もどんな日だって必死に、とにかく必死に世界No.1ジャズプレイヤーを目指す自分を信じてアルトサックスを吹いて吹いて吹きまくる!
いま世の中で一番アツいマンガといっても過言じゃない!
そのアツさで読むだけで体温が2度は上がるのに、面白さにゾクゾクして鳥肌は立ちっぱなしの体の大矛盾!
静かでアツく、そして織り成す人間ドラマの前にただ涙するだけなのです!
ライブシーンなんて圧巻で、その凄まじさに不思議と耳の奥と皮膚がビリビリするんです!
初ライブで文句言ってきた酔っぱらいオヤジに、練習しまくって力を付けて再び演奏を聞かせてギャフンと言わせ上京を決めるシーンの良さったら最高ですよ!
読むと、頑張ろう、まだまだ自分にはやれることがある!と思わせてくれるマンガです。

日々ロック榎屋克優

学校では何の取り柄もなくいじめられっ子の日々沼拓郎が、ギター1つでロックスターを目指し、仲間を作りバンドを組んでとにかくもがいてもがいて暑苦しく奮闘する。
ダサくてカッコ悪くて最高にかっこいいロックマンガです!
何をやってもダメダメな主人公だけに、追い込まれて追い込まれてうわあああああってなったときの感情の爆発が見開きいっぱいの手書きの歌詞という形で、魂の叫びとなって表現されていて最高にグッときます!
きれいな絵じゃないのが泥臭い内容にぴったり合っていて、子供の頃にマンガを読んでワクワクしてどうしようもなく走り出したくなった、あの感覚が蘇ってきます!
五感と燻っていた気持ちに訴えかけてくる疾走感満天の日々ロックですが、全6巻で駆け抜けているので時間がない人にもおすすめです!