家族っていいなあ、ほっこり暖か気分になれるマンガランキング

海街diary
甘々と稲妻
おはようとかおやすみとか

家族にイマイチ憧れが持てずにいる私ですが、思わず読んでいて「無償の愛っていいなあ」と呟きたくなるような作品をチョイスしてみました。家族関係に悩んでいる人も、家族が大好き! な人にももちろんオススメな5作品です。

海街diary吉田秋生

4人の姉妹だけで暮らしていればいろいろあるさ。おまけに末の妹は上3人と母親が違う……となれば、胃がキューッとなるような展開が待っているのでは? そう思うけれど、生活を重ねていくにつれて、それぞれの角が取れて、まんまるくなって”家族”になっていくのが分かる。巻数を重ねるごとにそれぞれが大人になっていくけれど、互いがいい影響を与え合っているのが感じられて、微笑ましい気持ちになれます。

甘々と稲妻雨隠ギド

幼い娘のために、周りの力を借りながら料理の腕を磨いていくパパの姿がなんだかもう……。
娘を愛しているのが痛いほど伝わってくるし、娘も幼いながらにも、パパがどうやったら喜んでくれるかを考えていて、唯一無二の存在の大切さを実感できます。ただ、パパが娘を愛しすぎて、娘離れができるのかが心配。
娘のためなら!とその時が来たらちゃんと我慢するんだろうけど、めちゃくちゃ寂しい思いをするんだろうなあ、と勝手に今から心配になります。

甘々と稲妻の画像

おはようとかおやすみとかまちた

ワクワクしつつもゾッとする!?やっと一人暮らし(男)を始めたのに、そこに異母妹が3人も転がり込んできたら…… おまけに子ども嫌いと来たもんだ!最初は”他人”同士だけど、物語を通して少しずつ家族になっていく姿を見ていると、心を通じ合わせることができれば、たとえそれまでの歴史が浅かったとしてもちゃんと”家族”になれるんだなあ。
相手のことを考える、が家族になるための第一歩なのかも。そんな風に思える作品です。

麦の惑星鳥野しの

パン屋の青年と宇宙人の少年が一緒に暮らす話というと、トンデモ展開が想像されますが、2人の生活を通して見えてくるのは「寂しさ」と「誰かとごはんを食べるのっておいしいよね」という、忘れてしまいがちなこと。
1人は寂しいっていう当たり前の感情が、ずっと1人だと忘れてしまう。家族という一緒に暮らす人の存在って、感情の動きを豊かにしてくれるものでもあるのかも。

町田くんの世界安藤ゆき

家族との描写はそんなに多くないけれど、みんなが町田くん大好き!っていうのが分かるから、それだけでほっこりする本作(まあ、家族だけじゃなくて登場人物はだいたい町田くんのことが好きなんだけど)。なかなか家族のことを「大好き!」「大事!」って言えないものだけれど、日常から言うようにしていたら家族関係って意外と円滑に行くんじゃ? と思えてくる。

町田くんの世界の画像