「始まりがあれば終わりがある」というセリフほど、恋愛の特徴を捉えたものはありません。しかし、そんなにハッキリと割り切れるはずもなく、ズルズルと引きずってしまうことは少なくないはず。
今回は、そんな失恋を経験したときに読みたい「失恋から始まる恋愛マンガ」を厳選しました。
失恋した人なら「食い意地」ならぬ「恋意地」のはったヒロインに共感できるはず。
フラれてもフラれても諦められない、不器用な人間の究極の片思いストーリーは、読んでいてホロリと泣けてしまう場面ばかり!
特に、下町の銭湯「すずめ湯」の娘・まめの回想シーンは号泣モノ。
幼馴染みの聡ちゃん(妻子あり)に片想いを続け、それでも「もしかしたら」という気持ちに懸ける想いは、失恋したばかりの心に響くものがあります。
流されるままに恋愛をする主人公の姿に「わかる……」と、胸が痛み続けました……。
「失恋することを考えると、恋愛がキライになる」という言葉ばかり思い浮かびます。
三角関係を描いたマンガは多くありますが、これほどまでに人間の生々しさや脆さが映し出されたものは見られません。
苦しい失恋、ドロ沼の恋の果てをみながら、失恋した自分の姿を重ねてみて。
失恋の中には「やむをえない」ケースもあるものです。
哀しくも「死」という形で恋を終えた二人と、その周りの人の運命に「あ、私すごく平和じゃん」という読後感が残りました。
十字架を背負って生きる……。
幼なじみ・ハルタとの順風満帆な未来しか見えなかったカンナが背負った「罪の意識」はとても重い。
それでも、必死に前を向いて生きていかなければならない。
困ったとき、辛い時の人間関係の在り方をもう一度考えさせられます。
不倫相手の医師・真木との関係を解消し、新聞記者との結婚話も白紙になったアラフォー女性・岩谷ヨリ。
「お先真っ暗」とは、このような状況を指すのかもしれません。
失恋の痛手をふっきるかのように仕事に邁進するヨリの姿は、まさしく失恋をした女性。
失恋をきっかけにお互いを見つめ直し、結婚とは何かを語る場面は涙なしで見られません。
辛い失恋のあと、どうすればいいかわからない女性にオススメの恋愛マンガです。