アラサー世代に送る、生きやすくなるためのヒントが詰まった5冊

恋に仕事に多忙な24才フリーターの江古田ちゃん。今回紹介するにあたって読み直したのですが、冒頭のオリモノを拭きとるところで心を鷲掴みにされたことを思い出しました。描かれていることにいちいち「分かるわーっ！」と叫びたくなります。
優しくて強くて、ときに毒舌な江古田ちゃん。会社でイヤなことがあった時も、失恋した時も、江古田ちゃんだけは味方でいてくれる。そんな心の拠り所になるようなマンガです。

大柄でブスの明子と、華奢で美人なまなちゃんが、キレイの価値観を考え直すきっかけをくれる作品です。
人の見た目は生まれつきだから選べません。その見た目によって中身も大きく左右されてることに改めて気がつかせてくれました。
私は女性の年齢を茶化されるとムカっと来るんですが、それって自分が年齢に固執しているからなんですよね。凝り固まった価値観を上手にあぶり出してくれる作品です。

田房先生による、夫や母などの特定の人にキレていた自分を克服するまでの実体験が綴られたお話。
正直、この本に出会って救われました。私も子供を産んでから夫に衝動的なイライラを感じることがあり困っていたところなんです。 好きで結婚したのにどうしてこうなってしまうのか…。
すぐに治すことは難しいですが、いくつも解決策はありそうだということが分かります。悩んでいる方は騙されたと思って読んでみてほしいです。

カビ先生の前作『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』もそうでしたが、主人公の心情表現がこちらの心臓が痛くなるくらい激しいです。特に苦しくなったり傷つく感情がものすごく伝わります。
色々な負の感情が盛り込まれているので、誰しも自分の中にあるものと共鳴する部分があると思います。だけど、その一つ一つに「ハッ」と気がつき分析して直そう(治そう)と努力している先生の姿に、励まされる人も多いのではないでしょうか。

アラサーの皆さま、大変です！
プレ更年期は20~30代でも起こるだなんて、まだまだ先だと思っていたけれど、そんなことはないんですね。
このマンガを読んで、"常に残尿感があるような微妙な体調。すっきり元気になることがない"と、40代の友人が漏らしていたことを思い出しました…。
そう遠くはない将来のために一緒に予習して心構えをしませんか？