自由気ままに生きる男性との結婚。不安だらけ、というイメージではないでしょうか。でも、お互いの自分らしさを尊重しあえる「大人の結婚」なら……？
出会いと同時にリタにプロポーズしちゃう破天荒なギタリストの森田さん。突発的な外出であっても、必ず「ついてくる？」とリタを巻き込む、など奥さんへの愛を忘れない素敵な旦那サマです。
刺激と安心のバランスが絶妙な「二人だけの世界」ここにあり、です。

いつも悪い方に考えるバツイチの人気作家・上條先生。そして、辛い少女時代を過ごしたのに、明るく前向きな矢伊子。二人は、親子ほど離れた「年の差」婚です。
周囲の心配をよそに、かけがえのない存在として強い絆で結ばれている二人。北海道暮らしという設定から、ほのぼのとした安定感もバッチリです。
年の差だろうが訳ありだろうが、地味に幸せな夫婦、とはこういうこと。「結婚相手は条件が全てじゃない」と改めて感じさせる作品です。

高校生同士の結婚マンガ。でも、旦那さんが「大家さん」という異色の設定です。両親を失って独り身になった主人公・紗愛（さち）は、家賃の支払いの代わりに大家の西園寺幸一と結婚することに。
便宜上の結婚なのに、仕事人間のドライな幸一がどんどん「妻ラブ」に豹変していく姿は、胸キュン必至です。
学園生活よりお家事情、そして生活感ある描写……などから、大人女子が存分に楽しめる作品です。

家の借金を精算するため、ホテル王・秋津グループの孫である瑛司の元に嫁ぐ16歳の夕楓（ゆうか）。ビンボーを気にせず「ドSオレ様」な瑛司にぶつかっていく、心強い主人公です。
ツンデレ男に愛されるハラハラ感だけでなく、「俺と向き合おうって気持ちをかってやったんだから」など、鋭いセリフで表現される心情描写にドキリとさせられる作品です。
まっすぐで正直な登場人物たち。愛する人の前では素直になるべき、と教えてくれます。

羨ましいくらい幸せなお見合い結婚の二人が描かれています。
「どうせ結婚するなら愛し合いませんか？」。これは暎人（あきと）がこず江にプロポーズした時の強烈なセリフ。お見合いで出会う未来の旦那サマも、心では同じセリフを言ってくれていたりして……なんて想像しちゃいますね。
恋愛結婚派からお見合い結婚派に心変わりしそうな作品です。
家事や炊事などを一緒に行う生活シーンにも愛が溢れ、憧れること間違いなしの二人です。