オトナ女子の味方!谷川史子先生の世界BEST5

はじめてのひと
清々と
忘れられない

谷川史子先生の作品を読んだことがありますか?
学生時代の淡い初恋から大人の恋まで、切ない恋を描く名手の作家さんなのです!そんな谷川先生作品を5作品ご紹介!あなたもハマること間違いなしです。

はじめてのひと谷川史子

連載で続いている本編の方も好きなのですが、1巻の冒頭に収録されている結婚間近の二人を描いた読みきりが好きです。
過去を後悔して前に進むことができない久緒。そんなに好きじゃなかった“初めての人”と、骨まで愛したいと思った“はじめてのひと”。
漢字とひらがなでその感情の違いを表現してしまう谷川先生の感性が素敵すぎます!人は大人になってもたくさんの“はじめて”を感じることができるんだなぁと思わせてくれる作品。

はじめてのひとの画像

清々と谷川史子

名門のお嬢様女子校・鈴蘭女学院に入学した清(さや)とその友人たちを中心に描かれる学園マンガ。
読んでいるとこちらまで背すじがピンと伸びて、言葉遣いも正されるような、美しい谷川史子ワールド…!心が洗われるとはまさにこのマンガのこと。爽やかすぎてなんだか眩しい…あれ、なんだろう目から水が…。
大きな事件や恋愛のバタバタが起きるわけではありませんが、心にじわっと残る読了感を感じられます。

清々との画像

忘れられない谷川史子

冒頭に前後編で収録されている表題作がとくに素敵です。(本当に素敵という表現がぴったり…)
前編では一年で一日だけ昔の恋人に会いに行っている疑惑のある母について元カレに相談する娘のお話。後編では、その母の過去が明かされます。
この女性二人それぞれの“忘れられない人”がなんとも切なく、胸が締めつけられます。マンガなのに文芸作品のよう。終わり方がとくに好きな作品です。

吐息と稲妻谷川史子

切ない恋のたくさんつまった短編集。
谷川先生作品の魅力の一つにモノローグがあります。これだけで詩集になりそうな言葉の数々…。もちろんこの作品内にもたくさんの素敵なモノローグがあるのですが、あえて男性目線の『星空スイマー』を推したい!
いろいろと考えを巡らせたその後のページの「今すぐに会いたくて走り出しそうな俺をどうしてくれる」に一気に心をつかまれてしまいます。

手紙谷川史子

最近の連絡手段といったらメールやLINE、SNS…最後に手紙を書いたのはいつだか覚えていますか?
このマンガを読むとなんだか無性に手紙が書きたくなります。
引越したばかりの素子の元に届いた前の住人の母親からの手紙。出来心からその人になりすまして手紙の返事を出したことから、不思議な文通が始まります。
谷川先生が紡ぎ出す言葉を載せた手紙と母親の思いに心があたたかくなります。

手紙の画像