女性編:2017年に完結した、イッキ読みしたい名作 5選

7SEEDS
昭和元禄落語心中
女王の花

連載中の新作をまだかまだかと読むのも楽しいですが、完結した作品を一気に読み干した時の満足感って最高!一度に読むことで世界に入り込んで自分もまるでそこにいるかのような感覚に陥ります。それが名作なら尚更楽しめるに決まってる!!というわけで、やみつき必至の完結した名作をご紹介します。

7SEEDS田村由美

この作品に出会えて良かったと思える名作です!
明日もし突然最愛の人たちと二度と会えなくなってしまったら? 壊滅した世界に取り残されたら?
目を覚ますとそこには「絶望」しかなかった…。
見たこともない生物、謎にありふれた場所の真実に驚愕の連続…その先に希望はあるのか。
生きるとは、 命とは何なのか…。
未来に取り残された人々全員が主人公かのような緻密なストーリー構成で、それぞれに秘められたドラマに胸が締め付けられます。
少女マンガの枠に収まりきらない壮大なSFサバイバル・ストーリーは、最後まで勢いが落ちることなく全力疾走!

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昭和元禄落語心中雲田はるこ

一生を捧げられるモノ、ありますか?
本作に出てくる八雲師匠にとっては、それが「落語」なのです。
憑依したかのような噺家たちの演説には、喜怒哀楽が溢れている。それを見届ける寄席の客にも、様々な表情が溢れている。
「ある事故」を気に、生涯噺家として生き抜くことを決めたと師匠。そんな彼の落語に刑務所の寄席で出会い、一生ついていこうと決めた元ヤクザ。
彼らもまた、落語の物語のようにこれまで歩んできた人生のドラマがあります。
その物語の終わりには何が待っているのか…?

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女王の花和泉かねよし

父である王に国を追い出された王女とその従者。2人は幼き頃に結んだ誓いにより、どんな逆境をもはねのけて行きます。 それはまだ愛や恋とは違うものですが、祖国へ戻るためにまだ14歳という若さながらも懸命にいきる2人にパワーをもらえる!
宮廷ものというとロマンス感溢れる幸せな作品のイメージが強いですが、三国志のような歴史の設定や複雑な人間ドラマが奥深い!
姫と従者の2人は、国の情勢によってどのような人生を歩んできたのか。最後まで一気読みしてください。

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ライアー×ライアー金田一蓮十郎

恋愛マンガにおいて鉄板のテーマといえば「兄弟」。その中でも、異彩を放っていたのがこちら。

ただの姉と弟の恋愛ではなく、「姉が女子高生に変装して、弟の彼女になる」なんて、想像の斜め上をいくストーリーに中毒者が続出しました。
いつどうやってバレるのか、弟は気づいてるのかいないのか、そのスリルがたまらなくリアルなのです。
最後は恋人?家族?2人の結末を見届けてください!

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パレス・メイヂ久世番子

架空の近代国家、豪華絢爛な宮殿「パレス・メイヂ」。
明治を彷彿とさせる時代背景が、ストーリーの世界観を支えています。

その最も高い身分に位置するのが女帝・彰子様。軍服を着こなし、若く美しいそのお姿に見惚れます。
そんな陛下のもとに仕えることになったのは、良家の息子・御園。
彼は身分の違いにも物怖じせず、真っ直ぐ彼女に向き合います。
身分は違えど普通の女の子と男の子、それが垣間見える瞬間がたまりません!
彼らがどう成長していくのか、ラストまで目が離せません。

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