羨ましい?それとも嫌?主人公が「不老不死」のマンガBEST5

兎が二匹
宝石の国
UQ HOLDER!

不老不死に憧れる人はあとを絶たないと思います。しかし、死なないことが本当にいいのかどうかわからないもの。
死なない体の人は、どう感じながら生きているのでしょうか。その感覚が垣間見える、主人公が不老不死のマンガをご紹介します。

兎が二匹山うた

永遠に生き続けるということは、出会った人たちの死を永遠に見送り続けるということ。恋をしたって、最後は置いていかれてしまう。
主人公・すずが自分を慕ってくれる少年と口論するシーンは切なくて涙がでました。
自分がすずの立場だったら、やっぱり少年を受け入れられないと思います。だってまた置いていかれますから。
すずはそんな悲しい思いをずっと繰り返してきたのだなぁと思うと、抱きしめたくなりました。

兎が二匹の画像

宝石の国市川春子

宝石の擬人化ともなると、食事も排泄も必要なし。さらに砕けても破片が揃えば再生可能。便利なような虚しいような…‥?
何百何千と生きていられる不老不死にとって、生き物の変化のスピードを「怖い」と思うのは当然ですね。
登場人物は不老不死ばかりのため、この作品を読んでいると、不老不死が当たり前の世界では時の速さというものが無縁に近いものなんだと思わされました。

宝石の国の画像

UQ HOLDER!赤松健

仕方がない状況とはいえ、不老不死にしてしまったことを謝罪する雪姫に対し、優しい言葉をかける主人公に惚れかけました……!
不老不死にとっては、永遠に生きるってツライものなんでしょうね。だからこそ謝罪したのに、責められもせずむしろ好意的にとられたらどれだけ救われることか。
私ももし不老不死になれたら、主人公のように前向きに状況を受け止めていきたいと思います!

UQ HOLDER!の画像

しをちゃんとぼくT長

もう冒頭から笑ってしまいました!
不老不死だということを隠すどころか、完全にオープン状態。
救急隊員の人(ただし市内のみ)に不死身だと周知されているため、不死身の人がケガをしても通報しなくていいというのがツボでした。
死なないから注意力がなくなるため、頻繁にケガをしているのはなんだか可哀想かも。
私たちは死ぬからこそ、生命維持のためにいろいろな工夫や努力をしてきているんだと改めて実感しました。

しをちゃんとぼくの画像

不滅のあなたへ大今良時

不死身だからって、体を粗末に扱っちゃいけませんよね。
実験と称してナイフで切られたり火であぶられたりして不機嫌になる主人公をみて、改めて重いました。
死なないことに慣れてしまうと、危ないことを平気でやったり、人から乱暴に扱われたりと、悲しいことも多いなぁと。
主人公はストーリーが進むにつれどんどん心が成長していくので、読む側も一緒に「人とは?」「生きるとは?」と考え成長するきっかけになりますよ。

不滅のあなたへの画像