主人公のマヤさんと友人である豆山の日課は毎晩のスカ○プ。と言っても、基本的にはお互いが好きなことをしながら会話を続ける自由なスタイル。おまけに会話内容は「深夜のカップラーメンは有りか？」「最近ソシャゲ課金やりすぎじゃね？」的な内容ばかり。
でもそのゆるさが癖になってハマってしまうんです！　なにより自分にもこんな友人がいたら、眠れない夜も楽しく過ごせるのに……と羨ましさを感じずにはいられない作品です。

タイトルからもお分かりの通り、主人公であるマヨちゃんとその家族、そして友人たちとの日常を描くほのぼのマンガ『パステル家族』。
この作品の何がすごいかって、登場人物の中に嫌な奴がひとりもいないんです。ただでさえ眠れずにイライラしているときに読んで、嫌味なキャラの登場でさらにイライラさせられるなんてことは間違ってもありません！　
「温かい気持ちのまま眠りにつきたい」という日にはまさにうってつけの一冊です。

大自然には人の心を癒す効果があると言われますが、かといって眠れない夜に大自然を見るために出かけるなんてこともできるわけなく……。それならせめてマンガの中で自然に癒されちゃいましょう。
キャンプ好きの女子高校生たちの日常を描いた『ゆるキャン△』では、湖や山を始めとした様々な自然を目にすることができます。その光景に癒されるのはもちろん、読めば必ずキャンプに行きたい衝動にかられてしまうでしょう。

地方から都会に出てきたものの、目まぐるしい毎日に疲れ、夜もぐっすり眠れない。そんなちょっぴりお疲れモードの方にぜひとも読んでいただきたいのが、この『よっけ家族』。
東京から妻の実家である三重県へと移住してきた、主人公の駿太郎。そこで初めて体験するのんびりした暮らしと、何気ない家族とのひとときから感じる幸せ。読了後は自分も故郷に帰ったかのような気分を味わえ、その安心感から眠りにつくことができるはずです。

見習い魔女である主人公が一人前の魔女を目指す。……という物語設定ではあるのですが、正直、途中から「あっ、そういえばこの子魔女だったわ」とつい忘れてしまうほど、何気ない日常が描かれた作品。
おまけにほのぼの展開が続いていたかと思うと、唐突にシュールな笑いをぶっこんでくるため、思わず笑みがこぼれてしまいます。きっと読み進めるにつれ、さっきまで思い出していた嫌な出来事なんかどうでもよくなってしまうはず。