お酒の数だけ物語がある！いつものお酒が少し美味しくなる漫画10選

主人公は26歳のごく平凡なOL村崎ワカコ。彼女のライフワークは「居酒屋の一人飲み歩き」です仕事が上手くいかなかった日も、いいことがあった日も、どちらでもない日も、毎日ワカコは飲み屋の暖簾をくぐります。おいしいお酒とつまみに満足した彼女の口からは「ぷしゅー」という満足げな声が漏れるのでした。2015年にはアニメ化、ドラマ化までされている人気作品です。かわいらしくデフォルメされたキャラクターデザインとは反して、お酒やお料理は実に丁寧なタッチで描かれており、食欲をそそられます。あなたも読んでいるだけで「一人飲み歩き」に出かけたくなる、そんな漫画です。気楽に読める内容なので、何かをつまみながら、もちろんお酒をたしなみながら読むのもおすすめですよ。

上京したばかりの新卒社員が、女性のみのシェアハウスで同居人たちとお酒の楽しみを知っていく。そんな日常癒し系コメディー漫画です。この作品の魅力は、なんといっても実在するお酒の美味しい飲み方を、かわいいキャラクターたちが教えてくれること。そのラインナップはエビスビールや氷結など、私たちの身近なものもありますが、あまり聞き覚えのない珍しいお酒も登場します。豆知識や小ネタをまじえながら、楽しく飲み会をするキャラクターたちの様子に、ついついつられてお酒が飲みたくなってしまうはずです。それぞれ酔うと違う一面をのぞかせるキャラクターたちはみんな魅力的。様々な面から楽しめるお酒漫画になっています。

主人公・水沢千里はとっても優秀なキャリアウーマン。主任職を任されるほどの有能かつ努力家で、周囲からは無口でクールな女性だと思われています。しかし実は彼女は感情を表に出すことが苦手なだけで、本当は甘えん坊のとても可愛い女性なのです。そんな彼女が唯一本音を言えるのが夫である壮良（そら）。彼はその時々に合わせて手作りのカクテルを千里に作り、それを口にした千里は仕事の時とは全く違った夫にでれでれのかわいらしい一面をのぞかせます。本作品はそんな夫婦の日常を描いたラブコメディーです。ツンデレ嫁がお酒を飲んだ際の「しふくぅぅ」というセリフが人気を博しており、2017年にはアニメ化もされていれています。

世界中のワイン業界に影響力を持つ、作中で最強のワイン評論家である神咲豊多香を父に持つサラブレッド主人公・神咲雫。ワインばかりで家庭を顧みなかった父に反抗していた雫でしたが、ある日父の訃報を受けることになります。父親の遺言には彼が選んだ偉大なワイン「十二使途」と、その頂点に立つ「神の雫」と呼ばれる幻のワインが何年作の何というワインなのかをすべて当てた者に遺産を譲渡するという内容が記されていました。主人公とその仲間たちは、この「神の雫」を巡って、若手実力派のワイン評論家、遠藤一青を相手にワインバトルを繰り広げるのです。ダイナミックな表現で描かれる、実在するワインの数々はワイン業界にも大きな影響を与えました。

ある日公園に現れた見慣れぬ屋台、それはバーメイド（女性バーテンダー）の雪が率いる屋台バーでした。彼女の作る風変わりなカクテルは飲んだ者に忘れられない衝撃を与えるのでした。あっと驚くようなオリジナルカクテルや、同居している女性バーテンダーたちの日常の様子、主人公へ舞い込んだ驚きの仕事依頼など、さまざまなエピソードを楽しめる作品です。気鋭イラストレーター・早川パオ先生の初コミックス。絵柄のきれいさも作品最大の魅力のうちの一つといっても過言ではないでしょう。美しいカラーイラストで描かれたバーの様子、多種多様なお酒とカクテルが、私たち読者をぐっと作品に引き込みます。

お酒が大好き、ちょっぴり残念な独身アラサーOL主人公。生活環境は違えど、同じくお酒が大好きなアラサー女性2人と、いつも飲み歩いています。ビアガーデンや居酒屋、ときには温泉旅行やお花見など、様々なお酒とその時々の美味しいい肴をつまみながら、ついつい飲みすぎてしまうアラサー女性3人組。美味しいお酒とつまみ、一緒にいる友達がいれば幸せ！そんな日常を描いた4コマ形式のほのぼの漫画です。お酒の漫画といってもウンチクを挟んでくるような描写はほとんどなく、アラサー女性たちの三種三様なキャラクターや、その場の楽しい雰囲気を感じられるようなまったりとした作品になっています。普段一人で呑むことが好きな方も、「たまには誰かと呑みに行きたいな」と思わされる、そんな作品です。

可愛くて料理上手。だけど「うわばみ」、すなわちとんでもない大酒飲みである彼女と、その彼氏であるお酒に弱い主人公・ナツくんの同棲生活を描いたほのぼの系の4コマ漫画です。大酒飲みというとどこか姉御っぽい雰囲気の女性を想像するかもしれませんが、この作品のうわばみ彼女はナツくんのことが大好きでふわっとしている面白い女の子。ときには彼氏が絶句してしまうほどの的確なツッコミをすることも。そんな、のほほんとした雰囲気やあるあるシチュエーションが描かれた作品です。幸せそうにお酒を飲んでいる姿は、見ていてとても気持ちのいいものですよね。みなさんも是非「うわばみ彼女」と一緒にお酒を飲んでみてはいかがでしょうか。

海外で大いに活躍し、日本に帰国した超一流バーテンダーの主人公、佐々倉溜（ささくらりゅう）。彼の作ったカクテルは「神のグラス」と呼ばれるほど絶賛されている。そんな主人公を中心に、バーを訪れる客やほかのバーテンダーなど様々な人たちとのエピソードが描かれている作品です。それぞれのエピソードは一杯のカクテルをテーマにして進んでゆき、時にはそのお酒にまつわる知識も得ることができます。溜のプロの実力が冴えわたる美技やあっと驚かされるような大技の数々は、漫画であることを忘れるほど感心するものです。素人では真似ができないようなテクニックもありながら、楽しみの幅を広げる方法も紹介されているので、全ての方にお勧めできる作品です。

主人公の十川善十（とがわぜんじゅう）。バーテンダーとして働いていた彼は、体を壊したことをきっかけに、現在24歳にしてヒモ生活を１年間ほど満喫していました。しかし、ある日突然恋人に愛想尽かされ、捨てられてしまうのです。こうして社会復帰せざるを得なくなった善十は、偶然立ち寄ったバーで、マスターから提供されたとびきり美味しいスコッチに感銘を受けます。思わず「ここで働かせてください」と言ってしまう善十でしたが、実はそのマスターはすでに亡くなっている幽霊だったのです！そんな出会いからこの店のマスターになることになった主人公。本作は、そんな主人公と訳ありな女性たち4人のオトナな恋愛模様を描いたラブコメディーです。

元カノから子供を預けられた整体師、千石。離婚して子供を引き取った漫画編集者、晴海。二人はそれぞれの子育てに追われながらルームシェアをしています。そんな二人の至福の時間は、子供たちが寝た後に楽しむおいしい酒とおいしい肴。外でお酒を楽しむときは豪華な料理を楽しめますが、お家だと手軽なジャンクフードをつまみにしてしまいがちですよね。しかし、お家だからこそお酒を自由に楽しむことだってできるのです。作中では、二人が作るさまざまなオトコのつまみが登場します。それらは誰でもチャレンジできるほど簡単な料理です。ラストには詳しいレシピも掲載されているため、ストーリーを楽しむだけにとどまらず、実用的な料理本としても役立ってくれます。