【2019年最新版】ファンタジー漫画おすすめ10選！【名作から新作まで】

海底や山奥といった、人が辿り着いたことのない秘境、未踏の地にロマンを感じたことはないでしょうか？ そんなロマンを思い出させてくれるのがこの『メイドインアビス』です。 人類最後の秘境と言われている巨大な縦穴「アビス」の底を目指す「探窟家」のリコと、彼女が出会ったロボットのリグの、洞窟探検を描いた漫画です。 絵本のような可愛らしい絵柄ながら、過酷なアビスを冒険することの厳しさをしっかりと描いているので、リアリティーがありグロテスクな描写もこの漫画の特徴です。 また、アビスを中心に描かれるその世界観と物語の構成は見事の一言。まるでその世界が実在しているかのような没入感を楽しめます。 一気読み必至の冒険譚をお楽しみください。

月刊少年ガンガン史上最大のヒット作であり、連載開始から15年以上たった現在でも実写映画化がおこなわれるなど、2000年代を代表する漫画作品の1つでしょう。 錬金術が存在する世界を舞台に描かれるダークファンタジー漫画です。 19世紀のヨーロッパを題材に構築された濃密な世界観、緻密に紡がれるストーリー、迫力ある戦闘シーンや人間関係の機微など、沢山の魅力があります。 主要人物でもあるヒューズやタッカー家のエピソードなど、人気の高いエピソードも多数あり、飽きることなく読み進められます。 最終回の掲載された本誌は普段よりも増刷したものの即座に完売し、2か月後の雑誌にも掲載という異例の措置まで取られた超人気作。今一度手に取ってみてはいかがでしょう。

歴史上の偉人が勢ぞろいして軍を作ったら……。考えてみたことはありませんか？ 『ドリフターズ』は、歴史上の英雄が異世界へと飛ばされ、漂流者（ドリフターズ）として、敵と味方に分かれて戦争をしていく様子を描いた漫画です。 異世界はエルフやドワーフなどが暮らしている、こてこてのファンタジー作品のような世界観。そこを舞台に、偉人たちが敵味方に分かれて戦う……。設定だけでわくわくしてきませんか？ 主人公格の島津豊久が戦闘狂だったり、織田信長が軍略の天才だったりと、歴史が好きな方ならより楽しめる、そんなファンタジー漫画です。 作者の平野耕太先生の前作『HELLSING』のように、重厚な絵柄と独特な台詞回しも健在。壮大な物語をお楽しみください。

『空挺ドラゴンズ』は、空を飛びまわり龍を追う捕龍船「クィン・ザザ号」の乗組員たちの生活を描いた群像劇です。 戦いを描いた作品というよりは、あくまでも龍を狩る生活をしている登場人物たちや、その世界観を丁寧に描いた日常もののような感覚で読めるファンタジー漫画になっています。 狩った龍を料理したり、売ったり……。この作品で描かれるのは、徹底した日常生活と、その中で成長していく登場人物たちです。 まるで自分たちもそこで生活しているかのような感覚を楽しむことが出来るので、ファンタジーの世界観や日常生活に浸ってみたい方に、是非おすすめしたい作品です。

ファンタジー世界のスライムといえば、序盤で出くわす最弱キャラの筆頭ですよね。 この作品ではなんと、主人公のスライムが世界最強の存在になのです。 37歳にして通り魔に刺され死んでしまった主人公は、気が付いたら異世界でスライムになっていた……、というのが物語の始まりなのですが、ここから主人公は数々のスキルを獲得しまくり無双していくことになります。 ネット小説発の、いわゆる異世界転生ものと呼ばれるハイファンタジージャンルの作品ですが、丁寧に描かれた世界観、キャラクターの設定、チート気味とはいえ着々と成長していく主人公のスライムなど、王道少年漫画にも通じる雰囲気を持っています。 異世界転生ものが苦手、という人にこそ読んでもらいたい傑作です。

異形の人外が棲む「外」と人間が生活する「内」の2国が存在する世界が舞台のダークファンタジーです。「外」に捨てられた人間の少女・シーヴァと、元人間ながら呪いで人外になってしまった先生との交流を描いています。 中世ヨーロッパのようなファンタジーチックな世界観、静かに淡々と紡がれる物語など、漫画というよりはおとぎ話や絵本を思わせる作品です。 「外」に捨てられた少女は、家族が迎えに来てくれることを待っていますが、先生はその日が永遠に来ないことを知っています。そんな2人のあたたかな交流が描かれた作品で、設定自体は暗さを覚えますが、内容はほのぼのとした雰囲気です。 表紙の絵柄に惹かれた方は、是非一度読んでみてください。

ファンタジー作品と言われるとヨーロッパを思い浮かべることが多いかもしれませんが、この作品は古代アジアをモチーフに描かれています。 王国の皇女だったヨナは、恋心を持っていた従兄・スウォンに謀反を起こされてしまい、幼馴染のハクとともに旅に出ることになってしまうのです。 設定を見ると重苦しい雰囲気がありますが、登場人物たちの根が善人である場合がほとんどなので、むしろ全体を通してみると明るい作風です。 ヒロインであるヨナの成長が丁寧に描かれており、ガチガチのファンタジーというよりは、ファンタジー風味の少女漫画、という言い方が適切でしょうか。 恋愛に主軸が置かれたファンタジー要素のある作品を読みたいという方におすすめです。

薬剤師を目指す、美しい赤髪の少女・白雪と、隣国の王子・ゼンとの恋を描いた王宮ファンタジーです。 恋愛を主軸に置いた少女漫画なのですが、単純な恋愛ものではなく、自分がどう生きていくのかを探していく、成長譚として描かれています。 特に、自国の王子からの寵愛を蹴ってまで、自分自身で人生を切り開いていきたいと考え行動する白雪は非常に魅力的で、応援したくなる主人公。 そんな白雪ですから、周囲は様々な魅力にあふれた人物たちが次々と集まってくるのです。 読んでいくうちに、どんどんと登場人物たちが好きになっていくことでしょう。ただ甘いだけでなく、しっかりと芯を持った登場人物たちが繰り広げる、読んでいて応援したくなる少女漫画です。

あなたは前世を信じていますか？ 『ぼくの地球を守って』は前世ブームを巻き起こした作品です。 動物の気持ちが解る高校生の亜梨子（ありす）や、その隣人の小学生・輪を含めた7人は、実は異星人の生まれ変わりでした。 少しずつ前世の記憶を思い出していく彼らですが、その中で故郷の悲劇も思い出していき、その記憶に翻弄されていくことに……。 現代と前世の視点が交じり合いながら、複雑な人間関係や恋愛、超能力を駆使したバトルまでもが描かれている本作。 前世や転生、超能力のようなSFやオカルト要素をモチーフにしながら、残酷な運命に抗い、成長していく主人公たちを見事に描写しています。 少女漫画が苦手な方にもぜひ読んでいただきたい名作です。