ストレスが多い生活の中で、現実を離れてスカッとしたい方も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめなのが、拳一つで迫力ある戦いを繰り広げる、ケンカ漫画です。異種格闘技、ストリートファイト、ヤンキー、コメディまで幅広く紹介します。
グラップラー刃牙
”地上最強の生物”と呼ばれる、範馬 勇次郎(はんま ゆうじろう)を父に持つ主人公の範馬 刃牙(はんま ばき)。普段は平凡な17歳の高校生ですが、東京ドームの地下闘技場では無敗のチャンピオンとして君臨しています。 凄腕の格闘家達を次々に倒す刃牙の目的は、父に復讐することでした。そして、刃牙はついに地上最強を決める”最大トーナメント”に参加します。中国拳法の達人、烈 海王(れつ かいおう)、実践合気術の達人である渋川 剛気(しぶかわ ごうき)、刃牙の異母兄ジャック・ハンマーなど、強力なキャラクター達が迫力ある戦いを繰り広げます。 その他にも、さまざまなジャンルの格闘家達がトーナメントに参戦。常人離れした戦いを観たい方におすすめです。
喧嘩稼業
最強の格闘技を決める陰陽トーナメントの開催がアナウンスされるシーンから物語は始まります。スポーツではなく、ケンカ最強を決める大会であるため、ルールはなんでもありです。 主人公は富田流(とだりゅう)と呼ばれる古武術を扱う高校生、佐藤十兵衛(さとう じゅうべえ)。因縁の人物に復讐するため、招待されていないトーナメントに参加しようとします。その方法は参加者を一人倒すことでした。 主人公は、古武術に加え、凶器や不意打ちなども多用し、勝つためには手段を選びません。頭脳を活かした戦いに注目です。また、この作品は後に紹介する『喧嘩商売』の続編になります。主人公の因縁やトーナメントの参加者について詳しく知りたい場合は、まず『喧嘩商売』から読むことをおすすめします。
ケンガンアシュラ 1
少年・青年マンガ家庭は崩壊、仕事はできない56歳のダメリーマン、山下一夫(ヤマシタカズオ)が会社の会長から突然呼び出された!弱気なおっさん・山下一夫は、日本経済の「裏」を知る――企業が巨額の利益を賭けて、雇った闘技者の殴り合いでビジネスを決める格闘試合の存在。…その名も「拳願仕合(ケンガンジアイ)」!!!!そして一夫に命じられた任務は――自社の闘技者、暴力を体現したような若者・十鬼蛇王馬(トキタオウマ)の世話係!!!果たして、ダメリーマン・山下一夫の運命は…!!??暴力×企業×人間ドラマ。男たちは「なぜ」闘い、拳で「何」をつかむのか?「究極」の格闘エンターテインメントが今、始まるッ!!!!
ケンガンアシュラ
企業や商人が巨額の利益をかけて、雇った闘技者を素手で戦わせる「挙願仕合」。江戸中期に商人達の争いを収めるために行われていた方法が、現在も継続されていました。 56歳のしがないサラリーマン山下 一夫(やました かずお)は、190cmの巨漢も悠々と倒す最強の男、十鬼蛇 王馬(ときた おうま)と出会います。そして、2人は日本一の企業と闘技者を決める「挙願絶命トーナメント」に参加することになるのでした。 金・命・家族など、さまざまなしがらみに2人は立ち向かいます。主役並みに強いキャラクターたちが戦うバトルシーンも見どころ。また、企業間の対立も描かれているのも、ほかの漫画にはない特徴です。
オールラウンダー廻
打ち込めるものがなかった高校生の高柳 廻(たかやなぎ めぐる)は、空手を習っていた経験から、総合格闘技”修斗”を始めます。 志もなく、なんとなく修斗のジムに通っていた廻ですが、半強制的に大会に出場させられることになってしまいました。 その大会で小学生のときに同じ空手道場に通っていた、幼馴染みの山吹木 喬(やまぶき たかし)と再会します。昔は仲が良かったものの、育った環境の違いから廻を敵対視する喬。旧友同士の試合が始まってしまいます。 緻密に描かれる試合の駆け引きが見どころで、選手の心情も詳細に描かれています。迫力のある打撃戦や、激しく攻守が変化する寝技の応酬に目が離せません。
ホーリーランド
家にも学校にも居場所がない高校生の神代(かみしろ)ユウは、夜の街を出歩くことが日課です。華奢な体型で気の弱いユウでしたが、たまたま本屋で見つけたボクシングの本を読み、ワンツーの練習を始めます。 ある日、夜の街で絡んできたヤンキーをワンツーで倒したユウ。その後もヤンキー達を次々に倒したユウは、正体不明のヤンキー狩りと呼ばれるようになります。その噂を聞きつけたヤンキー達のカリスマ、伊沢マサキはユウを探し始めるのでした。 高校生ユウの心の動きが繊細に描かれており、つい共感してしまいます。作者の森恒二さんの解説も注目ポイント。格闘技に精通されているので、非常にリアリティがあります。自分も戦いたくなってしまうような作品です。
バトゥーキ
やりたいことがあっても却下する家族に閉塞感を覚える主人公の三條 一里(さんじょう いちり)。高校生になり、友達と空手がしたいといっても却下され、大好きなスケートボードも父に折られてしまいます。 そんなある日、偶然コンビニ強盗に遭い襲われかけたところを、ホームレスのような風貌の男に助けられます。見たこともない不思議な動きで、強盗を倒す男の使う武術に自由を感じた一里は、男の元へ向かうのでした。 本作品の作者は、『嘘喰い』でも有名な迫 稔雄(さこ としお)さんです。伏線が張り巡らされた謎の多いストーリーを楽しめます。抜群の画力で緻密に描かれたバトルシーンや、登場人物の感情が伝わってくる迫力満点の描写にも注目です。
エアマスター
空中殺法を得意とすることから”エアマスター”と呼ばれる負けなしのストリートファイター。その正体は相川 摩季(あいかわ まき)と呼ばれる女子高生でした。 元体操選手の母に鍛えられ、将来有望な選手だった摩季でしたが、母がガンで亡くなったことから体操を引退しました。その後は心が荒み、虚無感に襲われるようになります。そんなある日、何気なく参加したストリートファイトで、体操をしていた頃の高揚感を思い出したのです。それ以降は戦いを求めて、街に繰り出すようになります。 現実離れしたアクションシーンが見どころで、奇想天外な技が繰り出されます。果たして摩季は、次々に現れる強敵の挑戦を退けることができるのでしょうか?
喧嘩商売
東京都から宇都宮の高校に転校したケンカの強い主人公、佐藤 十兵衛(さとう じゅうべえ)。転校初日にクラスに押しかけてきたヤクザも難なく倒します。 しかし、十兵衛に恨みを持つ暴力団に雇われた工藤 優作(くどう ゆうさく)とのケンカに敗北し、小便を漏らすという屈辱をうけます。これを機に古武術富田流の継承者、入江 文学(いりえ ぶんがく)に弟子入りし、復讐を誓うのでした。 十兵衛の挫折や成長を描く本作品。時事ネタや実在する有名人をいじるようなブラックジョークが随所に散りばめられているのも特徴です。続編となる『喧嘩稼業』で開催される陰陽トーナメントに出場する選手の、人間性や背景にも触れられています。
ランブル・フィスト
主人公の阿倍 克己(あべ かつみ)の幼馴染、高松剛汰(たかまつ ごうた)は、数々の空手大会で入賞していたものの、スターガルト病と呼ばれる目の視力が落ちる病にかかってしまいます。 視力が落ち続け、中学3年の大会を最後にすると決めた剛汰。その大会の決勝で、相手に卑怯な手を使われ敗れてしまいます。許せなかった克己は対戦相手に向かっていきますが、返り討ちに合い、あっけなくボコボコにされてしまいます。 その帰り道に、複数人の男を一人で蹴散らす男を見た克己は、その男に会うために町外れにある空手道場の門を開くのでした。 つい主人公を応援したくなってしまう、熱い思いや友情を描いた作品となっています。克己と剛汰の関係性にも注目です。
クローズ
嫌われ者のカラスのようなヤンキーばかりいることから、"カラスの学校"と呼ばれる鈴蘭男子高校。そんな高校に転校してきた主人公、坊屋 春道(ぼうや はるみち)は、いきなりケンカを売られますが、持ち前の強さで返り討ちにし高校で一気に話題になります。 圧倒的なケンカの強さを誇る春道は、さまざまな抗争に巻き込まれていきます。登場人物は基本的に男のみで、ケンカや遊びなど、ヤンキーの青春にスポットが当てられているのも特徴です。 王道とも言えるシンプルなストーリーで、魅力的なヤンキー達との戦いが見どころ。仲間の大切さや思いやりにも改めて気づくことができる作品です。