ワインを不当に扱い暴利を貪る悪党たちから、奇想天外な方法で珠玉のワインを奪う怪盗ルヴァン。ある晩、老紳士がマスターオーブリオンの店を訪れた。老紳士は、オークションに出品されたワインが「幻のオリンピックワイン」であることを、遠峰一青はなぜ一目で断言できたのか、その理由を知る男だった─。【第2巻目次】mission 2-3 ワインの力mission 2-4 ワインの神さまmission 3-1 幻のオリンピック・ワインmission 3-2 張り巡らされた罠mission 3-3 クール・ジャパンmission 3-4 永き時を経てmission 4-1 十二使徒と神の雫mission 4-2 始まりのワインmission 4-3 エピローグとプロローグ【キャラクター】マスターオーブリオン(Haut Brion)ワイン専門窃盗団、怪盗ルヴァンの司令塔(コマンドール)。普段はソムリエ。ハッキングや機械の遠隔操作が得意で、PC経由でメンバーに指示を出す。ラフィット(Lafite)「考えるな、感じろ」がモットーの天才イリュージョニスト。ワインに造詣が深いが、うんちくをひけらかす事を嫌う。マルゴー(Margaux)怪盗ルヴァンの紅一点。その美貌とお色気を武器に相手を油断させ、ターゲットから注意をそらせる役目を担う。ムートン(Mouton)特技はマスクで別人に変装すること。声色まで完璧になりすまし、敵に接近。だが言動は軽く、そそっかしい一面も。ラトゥール(Latour)長髪で顎髭が特徴。分析が得意で、歩くサーチエンジンとも呼ばれる。常に冷静で、仲間のミスもさりげなくカバー。【作品メモ】『神の雫』『マリアージュ』の作者(亜樹直×オキモト・シュウ)によるワイン活劇。『神の雫』とは地続きの世界で、おなじみの人物たちも登場するクロスオーバー作品。初出:2014年~2015年「モーニング」(全17話)