知識の国と呼ばれるブリューゲル王国にある禁忌図書館。一つの事件を解決すれば、すぐにまた次の事件が舞い込んでくる――。ある日、聖女であるシスレが禁書の解読を依頼してくる。禁書に目がないクムラは喜んで引き受けるが、書物はシスレの実家にあるとのことで訪問する事に。無事にシスレの実家へ到着した一同。クムラはすぐに解読に入るが、ヴィルに告げられたのは魔物の討伐依頼だった。突如出現するようになった魔物と毎晩のように対峙するヴィル。ある日、これまでと違う雰囲気の魔物と、知った顔がヴィルの前に立っていて……? そして魔物と禁書との関係が明らかになる――。