多くの図書館が存在し、知識の国と呼ばれるブリューゲル王国。王都には、悪用すれば国が亡ぶと言われる呪いや能力を持つ、禁書だけを所蔵する禁忌図書館があった。禁書の処遇を一任され全知の力を持つ最高司書官のクムラと、万物に死を与える力を持つ補佐官のヴィルが禁書を管理・封印し、守護にあたっていた。いつもの様に図書館を管理する二人の前に、突如禁書の封印が解け、霧の巨人が出現。再び封印するため、ヴィルは死神と呼ばれる力で、巨人へ立ち向かう!!再封印を終えた矢先、死神の力が欲しいと敵対する帝国から勧誘を受けるヴィル。断った報復にクムラへ危機が訪れる――。怒(いか)るヴィルは真の力を解放させる!