「お前は俺の嫁になる」
幼い頃、謎の美青年に告げられた予言。
翠は「この世ならざるもの」が見える体質。夢かと思っていたこの予言だが、その男の正体は大弓の付喪神・白銀だった!
時を経て再び翠の前に現れた白銀は、翠を嫁に望む。
穢れを背負った神は乙女の肌で復活するのだが、翠は特に強い「浄化」の力を秘めているという…
「見える」体質のせいで人とまともに関われず孤独に生きてきた翠は、自分が役立てるならと嫁入りを決意する。だが、「神の嫁取り」は想像を絶する、畏るべき混沌とめくるめく悦楽に満ちたものだった…!