●第1特集:少し立ち止まって、考える「デザインと言語化」
クライアントの言葉に耳を傾け、チームで話し合い、できあがったものを説明する。「なにを」「なんのために」「どのように」つくっていくのか、つくったのか。デザインを構成するプロセスにおいて、言葉によるコミュニケーションが重要性を増してきたのがここ数年のひとつの特徴であると言っても過言ではありません。本特集では、デザインに関わる方々が、よりよいコミュニケーションを図るための言語化について、さまざまな視点からアプローチを試みます。
_【対談】
~スケッチと言葉で思考を捉える~
原研哉(日本デザインセンター) & 小玉千陽(ium/THE GUILD)
~それでも人は言語を使う~
中野信子(脳科学者)& 川田十夢(AR三兄弟)
_【Introduction】
対話を導くための「言語化」のエスキース
渡邉康太郎(Takram)
_【言語を理解し発話するプロセスとメカニズム】
小林哲生(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
_【辞書編纂者による「言語化の技術」】
飯間浩明(『三省堂国語辞典』編集委員)
_【“良い”言語化のための思考のデザイン】
原明日香(アルテバレーノ)
_【「言語化」に強くなる習慣と組織のつくり方】
野田克樹(Algomatic 執行役員 横断CXO)
_【言語化トレーニング 22のポイント】
安達裕哉(『頭のいい人が話す前に考えていること』著者)
藤吉豊(『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』著者)
_【コラム】
山口 拓朗「伝達力UPのオノマトペ活用術」
三遊亭楽生「伝え方を強化する落語の話術」
_【言語化とデザイン-特別寄稿】
最果タヒ(詩人)
津野青嵐(ファッションデザイナー/アーティスト)
藤崎圭一郎(デザイン評論家、編集者/東京藝術大学 教授)
_【言語化を高めるための「資料集」】
「言語化」にまつわる書籍紹介
●第2特集:Webアクセシビリティ最前線
2024年4月の改正障害者差別解消法の施行によって、これまで民間事業者には努力義務とされていた、「障害者への合理的配慮の提供」が法的義務になりました。Webアクセシビリティへの影響はあるのでしょうか。アクセシビリティに詳しい株式会社ツルカメの森田雄さんと一緒に考えてみたいと思います。
改正法施行の影響は?
義務化される「合理的配慮の提供」とアクセシビリティとの関係を整理する
水田進(弁護士)
取り組むメリットは?
アクセシビリティに取り組む意義や価値を多角的に考えてみる
伊原力也(freee)
制作会社はどうする?
受託制作とアクセシビリティ、どう向き合う? どう活かす?
本田一幸、堀江哲郎(株式会社トルク)
●連載
・WD SELECTIO PLUS
・Personalization X オムニチャネル
・文章力を上げる鉄板ルール
・データのミカタ
・知的財産権にまつわるエトセトラ
・コラム「デザイン」「仕組み」
・gestures