Babel IV 言葉を乱せし旅の終わり

全巻(1-4巻 完結)

Babel IV 言葉を乱せし旅の終わり

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キスクでの激動を経てファルサスに帰還し、子供用の言語教材を作成する仕事についた雫。エリクと協力して引き続き日本帰還の手立てを探り続けていたが、その鍵となるはずの外部者の呪具、秘された歴史を記した本の一冊が予想外な場所から見つかることに。 一方、もう一冊の呪具を保持する邪悪な魔法士アヴィエラは、突如として大陸全土に向けて宣戦布告する。「私の名はアヴィエラ。七番目の魔女。時代の終わりと始まりでお前を待っている」 決戦の地は、禁呪によって異界化した亡国ヘルギニス跡地。ファルサス王ラルス率いる連合軍が結成され、呪具の片割れを所持する雫も否応なく戦いに巻き込まれていく。 神話の時代に遡る言語の由来、子供達が言葉を失う流行病、この世界を観測する外部者の存在、そして現代日本からやってきた雫が言葉を解する意味。その全ての謎が一点に収束して明かされていく。長い長い旅の果てに、少女が知る真実とは――。 言葉と人間を巡るロードファンタジー、堂々完結。
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あらすじ

キスクでの激動を経てファルサスに帰還し、子供用の言語教材を作成する仕事についた雫。エリクと協力して引き続き日本帰還の手立てを探り続けていたが、その鍵となるはずの外部者の呪具、秘された歴史を記した本の一冊が予想外な場所から見つかることに。 一方、もう一冊の呪具を保持する邪悪な魔法士アヴィエラは、突如として大陸全土に向けて宣戦布告する。「私の名はアヴィエラ。七番目の魔女。時代の終わりと始まりでお前を待っている」 決戦の地は、禁呪によって異界化した亡国ヘルギニス跡地。ファルサス王ラルス率いる連合軍が結成され、呪具の片割れを所持する雫も否応なく戦いに巻き込まれていく。 神話の時代に遡る言語の由来、子供達が言葉を失う流行病、この世界を観測する外部者の存在、そして現代日本からやってきた雫が言葉を解する意味。その全ての謎が一点に収束して明かされていく。長い長い旅の果てに、少女が知る真実とは――。 言葉と人間を巡るロードファンタジー、堂々完結。

Babelのレビュー

  • セレナーデ☆
    5.0

    読んで本当によかった!

    unnamed memoryを先に読んで、同じ世界観の300年後のお話ということで、読んでみることに。

    異世界転移もので、言葉がなぜか通じる設定よくあるじゃないですか。単純にそういう能力あれば便利だなーと思ってたけど。

    Babelを読み終えて、言葉について、深堀して考える機会になりました。

    「言葉は思考の道具であると同時に、思考に大きく影響を与える基盤」とか
    「人の精神と、そこから生まれる思考こそを貴いと思う。」とか

    もしも、誰かに、言葉を植えつけられたとしたら?

    現在の日本語も漢字を変えられたりしているし、歴史も誰かの都合いいように改ざんされたりしてるし、とか、色々通ずる部分があったりして。

    残酷なシーンもちょいちょいあったのはシンドかったですが、、
    ラストよかったです〜ちょっと泣けた。

    後日談的なのが購入者特典で作者さんのHPで読めて、それがまたよかったです◎
    特に、雫とエリクのお話に、ほっこり。

    ↑作者さんのTwitterからHPへ飛べますよー
    (電子版だともしかしたら、購入者特典パスワードの数字見つけるの大変かもしれませんが。。)
    2023/05/06