全巻(1-4巻 完結)

Babel III 鳥籠より出ずる妖姫

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 この大陸の在り方にまつわる秘匿された真実を、ファルサス王から知らされた雫とエリク。その情報の中から日本帰還への糸口を見いだした二人は、再び旅に出ようとしていた。  だがその時、突如現れた使者に雫は選択を突きつけられる。招かれた先はかねてよりきな臭い噂が絶えなかった大国キスク。彼女に求められた役割は、残忍で知られる王妹オルティアの遊び相手だという。 「それで? お前は何ができる? 自らの口で述べてみよ」  成り行きから雫は、流行り病とされる言語障害の対処法を確立するという大役を負うことに。失敗すれば待つのは無残なる死。旅の庇護者であったエリクのいない中、雫は一人手探りで解決策を探す。  そして孤独の姫オルティアとの対峙を重ねるうちに彼女の心根を知り、二人の間柄にも変化が生まれていくのだが……。
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Babelの作品情報

あらすじ

 この大陸の在り方にまつわる秘匿された真実を、ファルサス王から知らされた雫とエリク。その情報の中から日本帰還への糸口を見いだした二人は、再び旅に出ようとしていた。  だがその時、突如現れた使者に雫は選択を突きつけられる。招かれた先はかねてよりきな臭い噂が絶えなかった大国キスク。彼女に求められた役割は、残忍で知られる王妹オルティアの遊び相手だという。 「それで? お前は何ができる? 自らの口で述べてみよ」  成り行きから雫は、流行り病とされる言語障害の対処法を確立するという大役を負うことに。失敗すれば待つのは無残なる死。旅の庇護者であったエリクのいない中、雫は一人手探りで解決策を探す。  そして孤独の姫オルティアとの対峙を重ねるうちに彼女の心根を知り、二人の間柄にも変化が生まれていくのだが……。

Babelのレビュー

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    セレナーデ☆
    5.0

    読んで本当によかった!

    unnamed memoryを先に読んで、同じ世界観の300年後のお話ということで、読んでみることに。

    異世界転移もので、言葉がなぜか通じる設定よくあるじゃないですか。単純にそういう能力あれば便利だなーと思ってたけど。

    Babelを読み終えて、言葉について、深堀して考える機会になりました。

    「言葉は思考の道具であると同時に、思考に大きく影響を与える基盤」とか
    「人の精神と、そこから生まれる思考こそを貴いと思う。」とか

    もしも、誰かに、言葉を植えつけられたとしたら?

    現在の日本語も漢字を変えられたりしているし、歴史も誰かの都合いいように改ざんされたりしてるし、とか、色々通ずる部分があったりして。

    残酷なシーンもちょいちょいあったのはシンドかったですが、、
    ラストよかったです〜ちょっと泣けた。

    後日談的なのが購入者特典で作者さんのHPで読めて、それがまたよかったです◎
    特に、雫とエリクのお話に、ほっこり。

    ↑作者さんのTwitterからHPへ飛べますよー
    (電子版だともしかしたら、購入者特典パスワードの数字見つけるの大変かもしれませんが。。)
    2023/05/06