全巻(1-4巻 完結)

Babel II 魔法大国からの断罪

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 幾度となく命の危険に遭いながらも、雫のひたむきな前向き思考と魔法士エリクの機転によって切り抜けてきた長い旅路。カンデラ城での禁呪事件を経た後も、行く先々で何故か騒動に巻き込まれながら、遂に二人は当初の目的地であった魔法大国ファルサスへと到着する。  日本帰還への糸口を求めて、ファルサス王ラルスとの謁見が実現するが……。 「──立ち去るがよい、外部者よ」  雫の存在を“ありえない異質”と断じ、冷徹な意志を持って王剣を突きつけるラルス。処断を逃れるため、自分が人間であることを証明するために雫が取った行動とは。そしてファルサス城の中で知ることになる、エリクの過去とは。  やがて解明されていく世界の謎。異なる世界の言語を教え合う中で少しずつ降り積もっていった違和感は、衝撃的な事実として雫たちの前に立ち現れる。
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Babelの作品情報

あらすじ

 幾度となく命の危険に遭いながらも、雫のひたむきな前向き思考と魔法士エリクの機転によって切り抜けてきた長い旅路。カンデラ城での禁呪事件を経た後も、行く先々で何故か騒動に巻き込まれながら、遂に二人は当初の目的地であった魔法大国ファルサスへと到着する。  日本帰還への糸口を求めて、ファルサス王ラルスとの謁見が実現するが……。 「──立ち去るがよい、外部者よ」  雫の存在を“ありえない異質”と断じ、冷徹な意志を持って王剣を突きつけるラルス。処断を逃れるため、自分が人間であることを証明するために雫が取った行動とは。そしてファルサス城の中で知ることになる、エリクの過去とは。  やがて解明されていく世界の謎。異なる世界の言語を教え合う中で少しずつ降り積もっていった違和感は、衝撃的な事実として雫たちの前に立ち現れる。

Babelのレビュー

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    セレナーデ☆
    5.0

    読んで本当によかった!

    unnamed memoryを先に読んで、同じ世界観の300年後のお話ということで、読んでみることに。

    異世界転移もので、言葉がなぜか通じる設定よくあるじゃないですか。単純にそういう能力あれば便利だなーと思ってたけど。

    Babelを読み終えて、言葉について、深堀して考える機会になりました。

    「言葉は思考の道具であると同時に、思考に大きく影響を与える基盤」とか
    「人の精神と、そこから生まれる思考こそを貴いと思う。」とか

    もしも、誰かに、言葉を植えつけられたとしたら?

    現在の日本語も漢字を変えられたりしているし、歴史も誰かの都合いいように改ざんされたりしてるし、とか、色々通ずる部分があったりして。

    残酷なシーンもちょいちょいあったのはシンドかったですが、、
    ラストよかったです〜ちょっと泣けた。

    後日談的なのが購入者特典で作者さんのHPで読めて、それがまたよかったです◎
    特に、雫とエリクのお話に、ほっこり。

    ↑作者さんのTwitterからHPへ飛べますよー
    (電子版だともしかしたら、購入者特典パスワードの数字見つけるの大変かもしれませんが。。)
    2023/05/06