首をつろうとした場所が運良く(悪く?)お寺の堂内の林で、寺の坊守に助けられた自殺未遂男。坊守は“ネオ”といい、口は悪いが世話好きな様子。しかし、男は自殺前の記憶を失い、ポケットから「みく」と書かれた名札だけが手掛かり。ひとまず“ミク”と命名され、ほかに持ち物がないかと自殺現場へ探しに行ったところ、札束が大量に入った園児バッグが落ちていた…! 記憶が戻るまでお寺で厄介になるミク。ネオとネオの弟で住職のバンビと楽しい生活を送りながらも、少しずつ記憶が蘇り、哀しい過去が明らかになっていく…。
※本書は茜新社より配信されていた「ミクとネオ 上巻」を一部改訂したものです。収録作品に変更はございませんので、ご購入の際はご注意ください。