一昔前、二昔前なら、老人の生き方には一定のスタイルがあった。老人は自分の父母や祖父母の時間の過ごし方をロールモデルとして、余生を過ごすだけで事足りた。しかし、人類が歴史上経験したことのない『総長生き時代』となり、さらに高齢者を支える社会的な基盤が大きく変化したことで、私たちは新しい老いの生き方を発見していかざるをえなくなった。
いかに生きていくべきか。長寿者の食生活は、老いをどのように生きるべきか、という問題に答えるためのヒントを提示してくれる。
第一章 まさに長寿。天寿を全うした百歳以上
第二章 我が道を生き抜いた、力強さの九十代
第三章 いまや平均年齢? 芯の通った八十代
第四章 世が世なら、百歳にも価する巨匠集団七十代