私も高校時代は全国大会出場経験があるガチ系吹奏楽部で3年間過ごし、当時の同期や先輩後輩は今も大切な「仲間」だと思っています。
でも徹底的に心を一つにするためぶつかり合ったこと、お互いの良いところを認め合ったこと…そこまではしなかったですね。仲が良いことに慣れて満足しきってしまっていたので。
もっと心を一つに出来たなら、私達も地方大会止まりではなくその先へ行けたかもしれない。
そして入学時から常に励まし合ってきた大介君の存在。彼がいたからつばさは諦めずに自分を高めていけたのでしょう。
昔の経験に自分が味わえなかったことが追体験できた感じがして、爽やかな読後感が残りました。