全巻(1-3巻 完結)

ジュリエットの卵〔文庫版〕 3

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螢(ほたる)の母の名は螢といい、ミナトの父の名はミナトという…。髪を切った螢は一躍有名モデルになる。その外見はミナトにそっくりで、不思議なことに性格さえミナトに似てくるようだった。螢は下田に愛を告げ、ミナトのいない世界へ歩き始めようとしていた。ミナトは螢の存在しない人生を選び、母とともに去っていこうとしていた。だが、ミナトは錯乱した母から螢と自分の名前の秘密を聞いてしまう…。スウィートでビターな愛の物語、ここに完結。
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ジュリエットの卵〔文庫版〕の作品情報

あらすじ

螢(ほたる)の母の名は螢といい、ミナトの父の名はミナトという…。髪を切った螢は一躍有名モデルになる。その外見はミナトにそっくりで、不思議なことに性格さえミナトに似てくるようだった。螢は下田に愛を告げ、ミナトのいない世界へ歩き始めようとしていた。ミナトは螢の存在しない人生を選び、母とともに去っていこうとしていた。だが、ミナトは錯乱した母から螢と自分の名前の秘密を聞いてしまう…。スウィートでビターな愛の物語、ここに完結。

ジュリエットの卵〔文庫版〕のレビュー

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    アデル
    4.0

    切ない物語

    90年代のぶ~けを代表する作家だった吉野さん。細く流麗な線で描かれるタッチと文学的なストーリーが魅力的でした。
    代表作であるこちらは双子の兄と妹が愛し合ってるという設定がスキャンダラスでそこだけクローズアップされがちですが実際はヒロインの成長と自活の物語です。今振り返ると女性の社会進出が盛んに謳われていたいた時代を感じさせて面白いです。
    自分のもとを離れてどんどん強く、魅力的になる妹(女)をどうしても認められない、成長できない兄(男)っていう図式も面白いです。最後が悲劇的だけどとても美しいお話です。
    2020/11/30

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