全巻(1-10巻 完結)

恋は雨上がりのように

おじさん店長に思いを寄せる女子高生という点に惹かれ、読み始めました。
この漫画はその関係性だけではない、様々な魅力があり、最終巻まで一気に購入してしまいました。
胸がきゅんとするような苦しいような、そして少し寂しいような想いを得られます。

恋愛というよりも、雨が降る描写とかちょっとした感情が一コマ一コマに詰められて丁寧で何だかきゅっと切なくなる話です。ラストがちょっと物足りなく感じたので星4です。

おじさん向けの純文学。
どこまでも純粋なおじさんと女子高生のおはなし。
最初から最後まできれいにまとまっている。

ムズムズ、きゅんきゅん、ほわわわ……って感じです(笑)
もう、なんか、かわいいじゃん！主人公のJKもだが、オヤジ店長もいい。ストーリーもよし！(*≧∇≦)ﾉ　余談だけど、店長の顔(画)とか服の臭い嗅いでまだ大丈夫か確認してるトコが『パトレイバー』の後藤隊長に似てて、めっさウケた。オヤジ代表！？(*´艸`)

あきらが店長を好きになる理由が最終回でわかった気がします。そして、店長の中にもちゃんとあきらがいました。大事だからこそ、の選択を。時が過ぎてから、この人で良かったと感じることができたら…言葉がなくても、お互いの姿を見るだけでどう思っているのかが伝わってきました。こういう漫画、好きです。同じ時間を過ごしてきた季節が終わり、あきらと店長の雨があがります。きっときっと、心の中で残り続けるのでしょう。ハッピーエンドは、人それぞれです。大切な思い出として、宝箱にしまってそれぞれ前を向いていくんでしょう。２人のこれからが幸せでありますように。