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柳宗元研究(東洋学叢書)

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【内容紹介・目次・著者略歴】 柳宗元文学の根幹である寓言を対象に敗北・蘇生の意味を解き明かし、彼の否定への意志とその反語性を考察した力作。 【目次より】 序 第一編 敗者の美学 第一章 左遷の中の文学 一 柳宗元の生涯 二 〈柔外剛中〉と道への希求 三 絣文から古文への転換 四 困窮と文学 第二章 敗北の逆説 寓言論 一 社会への憤激 二 自戒のために 三 愚者の文学 四 理想と敗北 第二編 自然との対峙 第一章 「永州八記」について 一 「永州八記」の源流 二 「永州八記」と『水経注』 三 「永州八記」の構造 四 「滸黄渓記」の誕生 第二章 山水詩 宗教から文学への転回 第一節 永州前期の山水詩 一 不遇な現実と山水遊覧 二 慰めの世界を求めて 三 消えない憂愁 四 高所からの眺め 第二節 永州後期の山水詩 一 表層と深層の逆説 二 孤高の思索者 「寂霙」をめぐって 三 「漁父歌」の系譜 四 宗教感情の変容 五 低所からの眺め 第三章 草木を植えるうたの位相 一 永州時代について 二 柳州時代について 三 草木を植えるうたの変遷(一) 漢魏六朝時代 四 草木を植えるうたの変遷(二) 唐代 五 『楚辞』の継承と超克 第三編 古文家の絆 第一章 文学論のめざすもの 第一節 柳宗元の文学論 一 文学の理念 二 文学の機能 三 文学の効用 「社会教化説」と、芸術性の追求 四 文学の動機 五 文学の地位 「代償行為論」「文学自立論」 六 創作論 七 文学の評価 第二節 唐代古文家の文学論 第二章 韓柳友情論 一 がまを食べるうた 二 師道のあり方 三 ユーモア文学礼讃 四 仏教との関わり 五 韓愈「順宗実録」の成立とその意義 第四編 否定の深層 第一章 「非国語」について 一 「文采」と「大中の道」 思想と文学の本質 二 「非国語」の内容 三 『国語』批判の根拠 四 文学の源泉としての『国語』 五 「非国語」と陸淳『春秋微旨』 第二章 自己処罰の文法 一 柳宗元の弁明(一) 許孟容への手紙 二 受難者の群像 三 柳宗元の弁明(二) 楊憑への手紙ほか 四 自責の文学 五 劉萬錫の弁明 六 柳宗元の設論 第三章 飛べない鳥 一 『詩経」と「楚辞』について 加害者の視点から被害者の視点へ 二 漢魏六朝詩について 三 唐詩について 四 柳詩の飛べない鳥 結 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 松本 肇 1946年生まれ。中国文学者。東京教育大学大学院博士課程。専門は、中国古典文学。元筑波大学大学院教授。 著書に、『柳宗元研究』『唐宋の文学』『春秋戦国の処世術』『唐代文学の視点』などがある。
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あらすじ

【内容紹介・目次・著者略歴】 柳宗元文学の根幹である寓言を対象に敗北・蘇生の意味を解き明かし、彼の否定への意志とその反語性を考察した力作。 【目次より】 序 第一編 敗者の美学 第一章 左遷の中の文学 一 柳宗元の生涯 二 〈柔外剛中〉と道への希求 三 絣文から古文への転換 四 困窮と文学 第二章 敗北の逆説 寓言論 一 社会への憤激 二 自戒のために 三 愚者の文学 四 理想と敗北 第二編 自然との対峙 第一章 「永州八記」について 一 「永州八記」の源流 二 「永州八記」と『水経注』 三 「永州八記」の構造 四 「滸黄渓記」の誕生 第二章 山水詩 宗教から文学への転回 第一節 永州前期の山水詩 一 不遇な現実と山水遊覧 二 慰めの世界を求めて 三 消えない憂愁 四 高所からの眺め 第二節 永州後期の山水詩 一 表層と深層の逆説 二 孤高の思索者 「寂霙」をめぐって 三 「漁父歌」の系譜 四 宗教感情の変容 五 低所からの眺め 第三章 草木を植えるうたの位相 一 永州時代について 二 柳州時代について 三 草木を植えるうたの変遷(一) 漢魏六朝時代 四 草木を植えるうたの変遷(二) 唐代 五 『楚辞』の継承と超克 第三編 古文家の絆 第一章 文学論のめざすもの 第一節 柳宗元の文学論 一 文学の理念 二 文学の機能 三 文学の効用 「社会教化説」と、芸術性の追求 四 文学の動機 五 文学の地位 「代償行為論」「文学自立論」 六 創作論 七 文学の評価 第二節 唐代古文家の文学論 第二章 韓柳友情論 一 がまを食べるうた 二 師道のあり方 三 ユーモア文学礼讃 四 仏教との関わり 五 韓愈「順宗実録」の成立とその意義 第四編 否定の深層 第一章 「非国語」について 一 「文采」と「大中の道」 思想と文学の本質 二 「非国語」の内容 三 『国語』批判の根拠 四 文学の源泉としての『国語』 五 「非国語」と陸淳『春秋微旨』 第二章 自己処罰の文法 一 柳宗元の弁明(一) 許孟容への手紙 二 受難者の群像 三 柳宗元の弁明(二) 楊憑への手紙ほか 四 自責の文学 五 劉萬錫の弁明 六 柳宗元の設論 第三章 飛べない鳥 一 『詩経」と「楚辞』について 加害者の視点から被害者の視点へ 二 漢魏六朝詩について 三 唐詩について 四 柳詩の飛べない鳥 結 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 松本 肇 1946年生まれ。中国文学者。東京教育大学大学院博士課程。専門は、中国古典文学。元筑波大学大学院教授。 著書に、『柳宗元研究』『唐宋の文学』『春秋戦国の処世術』『唐代文学の視点』などがある。

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