人間とは何か?
言わずと知れたSF作品の金字塔ですよね。でも、自分は最近アラフォーになって初めて読みました。前から気にはなっていたのですが…。結果、何でもっと早く読んでおかなかったの?!と後悔の念で一杯になりました。
巷では哲学書でもあると批評されているのも納得の作品でした。そして色々な創作者に影響を与えていると言われているのも。
教育的だったり説教臭い雰囲気なんて全然ないのに、いつの間にか自然と哲学的なテーマにも読者を没入させていくのが本当に上手い。
最初はただの寄生生物だったミギーの変化や主人公との関係性、容赦ない残虐描写や緊迫したバトルシーン等といったエンターテイメント性もしっかりあるからだろうと思います。
中だるみもなくサクサク読み進んで、読後は充実感で一杯になりました。こんな風になったのは久々でした。つくづくなんでこんな名作を、と…。
古い作品ですが、これからもいろんな世代の人に読み継がれていってほしいです。