「日本沈没を救う」という大命を果たした「大和」は1945年から2015年の世界へ戻り、横須賀のドックで大々的な改修・艤装が行なわれた。「大和」とともにタイムスリップした科学者・朝永振一郎は古書店で「我が闘争2」と表題された本を手に入れ、そこには世界はナチス第三帝国の版図に組み入れられており、日本は沖縄だけを残して細々と生き残っていると記されていた。「大和」はナチス第三帝国より日本を解放すべく再び1945年の世界へと旅立ったが、「大和」を待ち受けていたのは、強力なドイツ占領軍と奴隷と化した日本民族の惨状だった。沖縄の亡命政府は、残存艦艇と将兵で攻略部隊を編成し、「大和」と共に本土奪還のため九州に上陸した。同時に関東軍の残存兵力は、中国軍の協力のもと日本海則から上陸。また、山本五十六率いるパルチザン組織も一斉に蜂起し、日本全土は再び戦場と化した。大阪、関ヶ原、東京と日本解放軍はドイツ軍を追い詰め、最終決戦場は函館・五稜郭の攻防へと展開していった。「時空戦艦大和」ファン激増!空前のスケールで描く超架空戦記。