村上春樹訳でおくる、米国カリスマ作家の最後の作品集。人生の精緻なモザイクなような17の短篇+エッセイ+ロングインタビュー+訳者あとがき84年の生涯の間に発表した3冊の短篇集によって、アメリカ文学界の尊敬を受け続けるカリスマ作家、グレイス・ペイリー。彼女の作品を「ひとつの小さな世界である」と評し、30年近くの歳月をかけて全作品を訳出してきた村上氏による第1作品集『人生のちょっとした煩い』、第2作品集『最後の瞬間の大きな変化』につづく、第3にして、最後の作品集。※この電子書籍は2017年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。