ミタンニ軍が駐留する都市国家・マラティア。ザナンザが黒太子をおびき出している間に、 カイルと夕梨は少ない兵を引き連れてマラティア入りした。敵を油断させるため、わざと ふざけた態度をとるカイルに、城の太守たちもあきれ顔。作戦通りすっかり手薄になった 警備をかいくぐり、夕梨たちは城内を詮索。街や城の地図とともに、秘宝”竜の眼”を捜 す。一方、マラティア軍はカイル達のことを知らせるために黒太子に伝令を送るが、カイ ルの部下が待ち伏せして、伝令を止めることになっていた。しかし、カイルの部下たちは 何者かによって殺されてしまう。伝令は黒太子のところへ届いてしまい、計画は崩れ始め て…!? ●収録作品 天は赤い河のほとり