惜しい、、、面白かったのに。
結局は気になって最終巻まで買ったので、面白いは面白いです。ネタバレかなりしているので、この先読まれる方は気をつけて下さい。
主人公が綺麗で才能もあるのにこれでもかと数奇な運命に振り回され不幸に遭遇していきますが、それを乗り越えていく姿は漫画として普通に面白かったです。
けれど恋人が「死んだと思わせといて実は生きてたパターン」は2度は必要なかったのではないかなーと。正直、トルコで事故死?!の展開では(本当に事故死で引き裂かれる展開の方がまだストーリーとしては面白いのに)とさえ思いました。
まぁでも少女漫画でその展開は許されないですよね。。なので、トルコで事故死?!の展開はちょっと蛇足かなぁと思いました。
おまけにその後の展開(実は死んだのは瓜二つの外国人→本人は記憶喪失になる→その間に瓜二つの外国人と間違われて家族同然に暮らす→記憶が戻るも恩義を感じて言い出せない)が完全に『ハイカラさんが通る』の展開と同じで、それにも少し萎えてしまいましたね。
後半は、少しテイストが変わって、史実と絡めた展開で、主人公の運命と時代の波をうまく纏めたストーリーとなっていて、少女漫画で史実を学ぶという別の楽しみ方ができたので読んでいて面白かったです。
2度の「恋人死んだ⁈」展開がなければ、星4個かな。