あらすじさらわれたヒュウを敵の手から奪い返せぬまま先を急ぐDの一行に、新たなるヴラドの刺客が襲いかかった。触れたものすべてを液化する黒い水を操る“闇水軍”である。指揮官ガリルが仕掛ける執拗な攻撃を凌ぐうちに、メイと女貴族ミスカとの間には奇妙な連帯感が芽生え、Dとバラージュ男爵の連携も力強さを増す。だが、跡を絶たぬ刺客の波状攻撃の前にクラウハウゼンの村は遠い。