矢代稜は名人と謳われた祖父より江戸そばの技術を伝授された男。
自由にそばを打ちたいと店を構えず、車にそば打ち道具を積み、
東へ西へ放浪の日々。人は「そば」をどんな背景で「麺食」として
食べ始めたのか、またそば切りがいかに全国に伝播したのかを
探るために、九州から京都、そして蕎麦王国・信州を旅して回る
矢代稜。稜がたどりついた答えとは……!?
そば切り発祥の旅から帰った稜に周囲はエリカと
谷中藪を継ぐことを期待するが、稜は世界一周の旅に…!?
読むと蕎麦が無性に食べたくなる蕎麦漫画の決定版、堂々の完結編です。