あらすじ蒙古に属するツォグ族の皇子・ユルールは、敵国であり亡き義母の出身国である西夏の文字に魅せられ、その義母が残した“玉音同”と呼ばれる文字盤を手に一族を捨てる覚悟を決める。そして、西夏を憎み全てを焼き尽くす蒙古から文字を守るため、文化を書き継ぐ習わしのある宋国の町・成都を目指す道中だったのだ。事の成り行きは須藤(=シュトヘル)には関係なく思えたが…。
バナナさん通報5.0モンゴル少数部族の戦いと時空を超えた恋愛+人間模様原始的で野蛮な世界と戦い方が、残酷さが強調される。メインキャラたちの優しさや、主人公の現代人特有の思考や優しさが、とても大切なものに見えて美しい。歴史ファンタジー要素が少しだけ堅苦しく、重い雰囲気を作るので、たまに理解が追いつかなくなりそうだった。でも面白い物語だった。2023/09/27いいね